【ボーイズリーグ】鷹羽ボーイズが完封勝利で1年生九州王者に 西田川に支部予選決勝のリベンジ果たす/九州ブロック1年生大会
- 2024/12/3
- ボーイズリーグ記事
第15回九州ブロック1年生大会(2024年11月16、17日、大分・花林かいぞくスタジアムほか)
「第15回九州ブロック1年生大会」が開かれ、福岡県北支部同士の対戦となった決勝で、鷹羽ボーイズが西田川ボーイズを6―0で破り、初優勝を飾った。今大会は、沖縄県支部を除く8支部の各代表15と九州ガールズ(全学年)の計16チームで優勝を争った。
▼中学生の部
決勝 鷹羽6-0西田川
初回先頭から連続長打で先制
決勝で完封勝利を収めた鷹羽ナインは、すぐに実感が湧かないような様子でゆっくりと、マウンドに集まった。中学生になって初めての優勝経験。少し照れた表情を浮かべながら天を指さした。
決勝は1回表からエンジン全開で、早々に主導権を握った。プレーボールの直後、先頭の上村が「長打で打線に勢いをつけたかった」と初球をはじき返し、右翼線への二塁打。嶋本が右越え三塁打で続き、いきなりの2者連続長打で先制点を奪った。さらに3番・服部の犠飛で1点を加えた。
中願寺5回1/3無失点
援護点をもらった先発右腕の中願寺は、1回裏の2死満塁のピンチをしのぐと、その後は尻上がりの内容で5回1/3を4安打無失点。「直球が走り、コントロールも良かった」と満足げに語った。
打線は2回以降も勢いが止まらず、6回までに4点を追加。上位だけではなく、2安打を記録した7番の渡辺、9番の原田ら下位まで全員が力強いスイングを見せた。先制打の嶋本は「いい打者が後ろにいるので楽な気持ちで打てた」と振り返った。
ホークスジュニア4人在籍 精神的にも成長
昨年のプロ野球12球団ジュニアトーナメントでソフトバンクチームに入った4人をはじめ、投打に有力選手がそろっている。それでも、西田川との支部予選決勝では、一時は5点をリードしながら、気持ちに緩みが出て逆転負けを喫した。
そのリベンジを狙った今回の決勝では、最後まで気を引き締めてプレーを続けた。秋永監督は「支部予選で負けてからは厳しいことも言ってきたが、選手たちは精神的に強くなった。コーチ陣も根気強く指導にあたってくれた」とうなずいた。 (弓削 大輔)
(2024/11/23紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>