【ボートレース】三嶌誠司の娘・こころ、土屋南の妹・蘭ら50人 132期ボートレーサー養成所入所

訓練生代表であいさつする三嶌こころ訓練生

誇り胸に日々努力

 日本モーターボート競走会の「第132期選手養成訓練入所式」が5日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われ、男子40人、女子10人の計50人がプロレーサーへの第一歩を踏み出した。1年間にわたる厳しい訓練を受け、来年5月のデビューを目指す。

 競走会の潮田政明会長は、「希望に満ちた気持ちを忘れず、全力で訓練にまい進してもらいたい」と激励。これを受けて、新入生代表の三嶌こころ訓練生(香川)は、「ボートレーサー養成所に入所した誇りを胸に、立派なボートレーサーになるため日々努力することを誓います」と力強く語った。

 スポーツ推薦者は塩島嵩一朗(自転車)、三嶌こころ(空手)、伊藤栞(サッカー)の3人。

 現役ボートレーサーの縁戚関係では、若林麗(弟・樹蘭)、滝沢織寧(父・芳行、兄・崚)、坂本一真(父・徳克)、三嶌こころ(父・誠司)、豊田祥生(父・訓靖)、西丸敦基(弟・侑太朗)、草場周利(叔父・康幸)、酒井崚雅(父・俊弘)、藤森拓海(兄・陸斗)、土屋蘭(姉・南、義兄・佐藤翼)が入所した。

三嶌こころ 父の背中見てレーサー志す

左から三嶌こころ、土屋蘭、滝沢織寧、訓練生

 新入生代表のあいさつを務めた三嶌こころ訓練生(20)の父親は、SGタイトルホルダーで、現在もA1級で活躍する誠司。その背中を見てレーサーを志した。「父からは『良かったな。でも、おめでとうは言わない』と言われました。立派なレーサーになって『おめでとう』と言われるように頑張ります」と気を引き締めた。

 滝沢織寧訓練生(22)は、ボートレーサー一家でSGウィナーの父・芳行と124期の崚を兄に持つ。「兄の影響でボートレーサーを目指しました。まずは養成所を修了して、兄に追い付けるように頑張ります」と話した。

 そして、土屋蘭訓練生(17)の姉は、人気と実力を兼ね備える女子レーサーの南。姉の活躍に刺激を受けて養成所の門をたたいた。「岡山支部の女子選手はみんな強いし、まずは姉に追い付けるように頑張ります。いずれはSGを取れるような選手になりたい」と大きな夢を胸に秘めて、厳しい訓練に臨む。

(2022/4/6紙面掲載)

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