【ボートレース】ターンマーク移動でどう変わる?芦屋ボート
- 2022/10/5
- ボートレース記事
8月26日から工事で休催中 2マークは水面の中間点に
7月から担当している芦屋ボートは、8月26日を最後に休催中だ。現在、工事が行われており、選手がより安全にレースが出来るようにと、消波装置を移動させたほか、大時計の更新や信号灯・標識の視認性を向上させるなどの改修を行っている。
これに伴い、水面に関しても微調整が行われている。こうなると担当記者として気になるのはレースへの影響。中でも注目したいのは、ターンマークの位置が変わることだ。
全国屈指のスピード水面である芦屋は、1Mだけでなく2Mで、もつれることも多い。スピードを落とせずに選手同士で接触して、スタンド側の消波装置にまでぶつかるシーンもあった。その対策として、対岸側から70メートルの位置にあった2Mのターンマークを64メートルの位置に移した。これで2Mのターンマークは対岸寄りに移動し、水面のほぼ中間地点になった。
狭くなる1マーク イン天国からの変化は?
これだけならあまり影響はないかもしれないが、1Mのターンマークは逆にスタンド側に移動される。スタンド側から53メートルの位置にあったものが、50メートルと短くなり、1Mと2Mのスタンドからの距離の差は10メートルから15メートルに広がった。これまで24場で最も小さかった差は、尼崎の13・6メートルに次ぐ2番目になった。
わずかな変化とはいえ、内コースの選手がこれまでより斜めに走ることになるのは確か。このロスがレース形態に変化をもたらすのか、以前と変わらないイン天国なのか…。
11日に初日を迎えるおよそ1か月半ぶりの開催には、それを確かめる楽しみもある。 (井上 泰宏)
(2022/10/5紙面掲載)