【ボートレース】西山貴浩 3か月連続出場「地の利生かして篠崎兄弟もみんなやっつける」/福岡ダイヤモンドカップ13日開幕

ボートレース福岡G1「福岡ダイヤモンドカップ」/2022年11月13-18日
3か月連続出場のアドバンテージを生かし、地元G1タイトル奪取に挑む西山

「福岡ボート秋期講習」の総仕上げ

 西山が難水面を克服する。9月から3か月連続での当地参戦。極めてまれな短期集中、「福岡ボート秋期講習」の、これが総仕上げとなる。

 一発目のG1・69周年は予選をクリアしたものの、準優4枠で優出には届かなかった。続く10月の一般戦は初日DR1号艇スタート。主役の期待を担いながら、こちらも準優まで。何とか上積みはあったもののワースト級の低調機に手を焼き「今節はきつかったですね」と話していた。それでも転んでもただでは終わらない。「色々試したのでそれを生かしたい」と、リベンジはもっと大きな舞台でもくろむ。「(福岡は)うねりは嫌だけど、慣れがあるんで。地の利を生かして、篠崎兄弟もみんなやっつけますよ」。3度目の正直を狙う。

クラシックの権利獲得目指す

 今年はここまで特別戦での優出なし。G1を制しグランプリに出場した過去2年に比べ、不本意な内容だ。「今年は全然やれてない。何も変わってはないんですけどね。まあ、(3月)クラシックのFが痛かった。ダメなときはダメなんで。今年は色々試している。来年のオールスターから頑張ります」。切り替えは早く、芦屋開催のSGでファンの前に華麗にカムバックする青写真を描く。ただその前に今回は福岡のG1戦。「クラシックの権利が取れるようにがんばります」。機転を利かし、目標も素早く軌道修正。地元G1タイトル獲得へ闘志を燃やす。

(2022/11/12紙面掲載)

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