ボートレース福岡SG「第69回ボートレースメモリアル」／2023年8月21-26日

瓜生正義は当地ＳＧ３優出３Ｖ

　実力者ぞろいの地元勢に注目が集まる。その中でも当地実績なら瓜生正義が断トツ。ＳＧは３優出３Ｖと抜群の勝負強さを誇る。一昨年のグランプリ以降、優勝がないものの、昨年もグランプリに出場し、今年５月の芦屋オールスターで優出。選手会長になっても強さは変わらず、久々の優勝が地元ＳＧというシーンも十分ありそう。

　悲願の地元ＳＧ制覇を狙う面々も熱い。元志、仁志の篠崎兄弟や、岡崎恭裕、前田将太の４人にとっては福岡が純地元水面。もちろんここに照準を合わせており、激走を誓う。ＳＧ連覇のかかる羽野、ＳＧ初Ｖの下地は十分にできている西山貴浩も含め、地元勢の活躍がシリーズを盛り上げる。

遠征組では石野貴之、吉川元浩が水面相性◎

　水面に左右されない超一流選手ぞろいとはいえ、得手不得手の分かれやすい特殊水面。得意とする選手が抜群の強さを発揮する傾向もある。とりわけ、石野貴之、吉川元浩の近畿コンビは当地でＳＧ２Ｖと抜群の実績。吉川はＧ１も２勝と勝ちまくっている。松井繁、今垣光太郎、浜野谷憲吾らも特別戦で２回の優勝。また、６６周年で優勝した桐生順平は直近２回のＧ１でも優出。毒島誠もＳＧ、Ｇ１で３連続優出中と実力通りの快走を見せる。また、５連続優出で３Ｖの山田康二、昨年の６９周年覇者・宮地元輝ら佐賀勢も水面を手の内に入れている。

　グラチャンＶに続き、オーシャンカップでもＳＧ連続優出と充実期にある磯部誠や、今年ＳＧ３優出の池田浩二、茅原悠紀らも当然有力な優勝候補。児島オーシャンでピンラッシュと圧巻のパフォーマンスを見せた馬場にも注目だ。

（2023/8/21紙面掲載）

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