【ボートレース】井本昌也 課題見えた地元ヤングダービー

予選敗退に「レベルアップ必要」

 今月ボートレース下関で開催されたプレミアムG1「第10回ヤングダービー」で初出場の井本昌也=写真=がG1初勝利を挙げたが、予選敗退を喫し「まだまだレベルアップが必要」と大会を総括した。

 地元のビッグレース出場を目指し、7月から初のA1昇格を果たした井本。初日にインから逃げたが、予選最終日の勝負駆けに失敗。ベスト18入りを逃し「ショックの方が大きい」と打ち明けた。 「予選を突破して優出につなげたかった。まだちょっと実力不足。まだまだだなと。もっと早く握れるところもあったのではないか、と思うレースもあった。もうちょっと修行を積まないと」と準優、優出した選手との実力差を痛感した様子。

5節連続ルーキーシリーズ「ほかの若手を圧倒したい」

 特にSGで活躍中の関浩哉はスピードターンで競り勝つなど、実力が抜けていた。一流の選手について井本は「一つ一つのレベルが高い。差し一つとっても角度、スピードも全部が違う」と分析した上で「1個1個、小さいところからやっていきたい。自分に足りないものが分かったので今後につなげたい」と努力することを誓った。

 ヤングダービーに出場することを目標にしていたが、活躍しなければ意味がない。それを肌で感じたようだ。

 今後はルーキーシリーズのあっせんが5節連続で入っている。「ルーキーシリーズではほかの若手を圧倒できるようにして、優勝も狙いながら、着実にレベルアップしたい」と意気込む。

 通算8回優出してまだ優勝はないが、旋回技術は光るものを持っている。

 1年間力を付けて、来年のヤングダービーでは大暴れするつもりだ。 (尾本 恭健)

(2023/9/27紙面掲載)

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