【ボートレース】新開航 ダービー前に地元G1で1段階ステージアップへ/G1福岡チャンピオンカップ 30日開幕

ボートレース福岡G1「福岡チャンピオンカップ開設70周年記念競走」/2023年10月10日-15日
地元水面で2度目のG1の優出を狙う新開

ヤングダービーで優出

 ホップ、ステップ、ジャンプ。今どの段階かは定かではないが、飛躍の真っ最中にあるのが新開だ。昨年は誰よりも優勝を重ねて年間10V。芦屋MB大賞でG2初制覇も果たした。昨年末のグランプリシリーズでSG初出場。今年はクラシック、オールスターにも参戦し、月末には4度目のSGとなるダービー出場を控えている。ステージが一つ上がり、そこで結果を残すべく戦っているのが現状だ。

 5月のオールスター以降、7月にG2戦はあったものの、8月末からは久々のG1で3連戦を戦った。そこで待っていたのはG1の壁と待望の初優出。「ちょっとリズムは悪かったかもしれない」と振り返る通り、序盤の周年記念の2節では苦戦した。「最初の常滑であまりいいエンジンが引けなくて、初日にインで負けてしまって。次の三国は常滑でできなかった分も頑張ろうと思ったら、2日目にFを切ってしまいました」。結果が残せずFも付いて壁にぶつかる形となった。それでも常滑ではエンジンを立て直して2着3本。三国でもF後に2着2本と巻き返している。そして3節目の下関ヤングダービーで優出。「ドリーム戦に選ばれていたので、力は入りました。まず優出がノルマと思っていたので、とりあえず何とかっていう感じですね」。地力を証明する戦いとなった。

G1を取りたい気持ちが強くなった

 G1初優出の結果とともにモチベーションでも収穫があった。「G1優勝戦はいつもと違って気持ちの入る一走だった。結果は出なかったけど、優勝戦に向かうまでの気持ちの入り方が特別でした」と振り返る。優勝戦にまた勝ち上がりたい。そんな思いを強くする一戦でもあった。

 舞台の福岡はG1を4節走って2回の予選突破。優勝歴もあり、相性は決して悪くない。「9月にG1を3節を経験したことで、次に出た時はもっと頑張ろうという思いが強くなった。前回より取りたい気持ちが強くなりました」。さらに気合の入る地元戦。2度目のG1優出を目指す。

(2023/10/9紙面掲載)

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