【ボートレース】福岡の「スーパーエース機」61号機 周年記念では山本寛久がゲット

超抜の61号機を味方に注目を集める山本

メモリアルで桑原悠が準優勝

 ボートレース福岡ではG1「福岡チャンピオンカップ」が開催中。8月のSGメモリアルに出場した19人に、峰竜太らを加えた豪華メンバーが熱戦を繰り広げている。

 一番の魅力が選手にあるのは言うまでもないが、もう一つ、結果を左右するのがエンジン。特に今の福岡には絶対的なエース機が存在。61号機の動向からも目が離せない。

 見た目のインパクトや対戦相手の驚きから「スーパーエース機」と呼ぶにふさわしい威力は感じていたものの、改めて実証したのがSGメモリアル。桑原悠がパワーの違いを感じさせる内容で準優勝となり、最高峰の舞台でも結果を左右する威力を示した。今回のG1でも大きな注目となる。

回収率の高さならナンバー2評価の75号機

 乗り手に多大な恩恵をもたらすエンジン。それなら買う側もこのエンジンを追いかければいいのではないか? そんな疑問が当然浮かぶが、回収率を見るとそこまで目覚ましい結果ではなかった。ギアケース交換で強力機に変身して以降、1着で買い続けた場合の回収率は80%。控除率25%を引いた平均値の75%は上回るが、エンジンの威力に比べると物足りない。1着率は30%で3回の万舟券をもたらしたが、買い方には工夫が必要になる。ちなみに回収率ではナンバー2評価の75号機に軍配。こちらもギアケース交換で強力に変身したが、それ以降の1着回収率は100%を超える。61号機ほど有名でない分、お買い得なのかもしれない。

 どちらも狙えるのは間違いないが、エンジンを追うにしても大前提には選手への期待がある。61号機は山本寛久、75号機は上條暢嵩。パワーを生かすアッと驚くようなパフォーマンスを期待したい。 (中村 雅俊)

(2023/10/11紙面掲載)

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