【ボートレース】野田なづき 待望の初優出 人気&実力メキメキ上昇

2月に地元水面で初優出した野田なづき

唐津ヴィーナスシリーズで優出5着 混合戦でも5度舟券絡み

 からつフレッシュルーキーの野田なづきは、2月に地元開催のヴィーナスシリーズで初めて優勝戦に進出。結果は5着で、初優出で初優勝の快挙は逃したが、最近はメキメキと力を付けてきている。

 2019年11月、125期生としてデビュー。8期目の前期は勝率を4点台に乗せはしたが、ターンに安定性を欠き先行き不安の状況が続いていた。ただ、キュートな顔立ちで全国放送のバラエティー番組に出演するなど人気は絶大。今年は高事故率で出場を逃したが、ファン投票のG2レディースオールスターは、一昨年の桐生、昨年の蒲郡に出場を果たしている。

 人気先行の中、2月はからつに連続参戦。男女混合戦は7戦して5度舟券に貢献すると、初めてDRに起用されたヴィーナスシリーズは予選を突破。3号艇で臨んだ準優勝戦は2着に入り初優出を決めた。今月3日に幕を閉じた宮島ヴィーナスシリーズは予選突破は逃したが、9戦して6度舟券に絡む好ファイト。最近3節は6・19の高勝率で、今期の勝率は4・97で自己最高ペースを行く。

勝率5点台へ「レースをしていて楽しい」

 では、近況のレースぶりは何が変わったのか。この3節は舟のばたつきは見事に改善され、競り勝つシーンも増えている。

 以前は気持ちばかりはやり、ハンドルが入っていないのに慌てて握ってしまいオーバーターンを連発。1つのコーナーで一気に2人に抜かれるなどまれではなかった。

 人気絶大で業界のホープは、「今はレースをしていて楽しい。今期は勝率5点を目指して頑張ります」。まだまだ覚えることが山積みではあるが、峰竜太グループに支えられ、ようやく一人前のレーサーとしてやっていけるメドが立ってきた。 (高木 拓也)

(2024/3/6紙面掲載)

関連記事

過去記事(月別)

ページ上部へ戻る