【ボートレース】藤原菜希 4連続優出&2連続優勝と破竹の勢い クイーンズクライマックスも視野

藤原菜希
福岡、からつと2節連続優勝を飾った藤原

20戦11勝と2コース大得意 福岡は渡辺優美をまくってV

 藤原菜希がS力と得意の2コース戦を駆使してクイーンズクライマックス出場に突き進む―。

 ボートレースからつを舞台に、4月25日から6日間にわたりG3オールレディースが行われた。予選を引っ張ったのは西橋奈未で、ターン足を整え予選を首位通過。2位は藤原、3位には守屋美穂が入った。佳境の準優勝戦、守屋と藤原は逃げに成功したが、西橋は中川りなにまくり差しを許して12Rを2着惜敗。優勝戦の絶好枠は藤原が手に入れた。

 V最短の状況になった藤原は、出足こそ及第点レベルではあったが「伸びは自信がない」。3号艇はエース機を操る節一仕立ての中川。優勝戦は、まくられることも覚悟していたが、コンマ02のスリット際の踏み込みからイン速攻で押し切った。

 前走の福岡ヴィーナスシリーズからは2節連続Vとしたが、福岡は逃げに持ち込もうとした渡辺優美の上を攻める2コースまくり。同位置からは、からつの予選2日目に差しで勝利するなど、前期は20回入り11勝で1着率は55%。引き波にはまりやすく、特別戦で活躍する選手でさえこなすのは難しく、峰竜太をして35%。藤原の成績は際立っている。

 4節連続優出で賞金ランク9位と好リズムの藤原は「Sは自信を持っています。2コースの成績がいいのはSでプレッシャーを与えられているのも大きい。今年の目標は年末(クイーンズクライマックス)。まだ出場はありません。優勝を積み重ねていきたい」。

 現在、2日目を迎えるG2宮島レディースオールスターに出走中。初日はイン逃げで白星発進。3節連続V、特別戦初制覇へ向け好発進を飾っている。 (高木 拓也)

(2024/5/8紙面掲載)

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