【ボートレース】気配を左右するのはエンジンだけじゃない いいボートはエンジン2連対率10%アップ!?

国弘翔平
下関の「エースボート」を引き当て、伸び上位だった国弘翔平

下関のエースボートは「41」

 ボートレースレースで使用されるボートの良しあしについて触れてみたい。

 下関で現在使用されているボートは、3月が初使用。まだ4か月ほどしか使われていないが、いいものとそうでないものの差が出てきている。エースボートは41とみる。25日現在の2連対率は40%。数字だけ見ればそこまで高くはないが、5月マスターズリーグで小野寺智洋が優出。ここ2節、特に好調で機歴以上の舟足に仕上がる。前々回の安部慎一は「回ってからの押しや加速感がいい」と強調。25日最終日だった一般戦で使用した国弘翔平は「伸びは上位と思う」と断言。いいボートは、エンジンの2連対率が10%くらいアップする効果があるとみている。

 逆に気になるボートが1艇ある。42だ。2連対率は25日現在19・7%。ここ最近3節の動きが特に悪い。三浦敬太は途中帰郷。森下勇はBランク(中堅上位クラス)の実績機だったが、気の毒なくらい出ていなかった。25日が最終日だった一般戦では桑島和宏が使用。桑島もBランクのエンジンだったが、前検から「下がる」と苦戦を強いられた。

 ある選手によると、ボートは木材を使用しているため吸水して重たくなり、重量差が出てくるようだ。

 別の元選手によると、悪いボートは加速が鈍く、ボートの前後のバランスが悪いためではないかという。たまにエンジンが出ていない選手が「ボートが水面に吸い着く」と表現することがある。こういった談話が出てきた場合は、ボートが原因だと考えられる。エンジンの数字だけでなく、ボートの数字もしっかりチェックして舟券を購入してみては。 (尾本 恭健)

(2024/6/26紙面掲載)

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