【ボートレース】芦屋周年は目標大幅クリアの売り上げ89億円 今年度唯一のビッグレースは単独開催で豪華メンバー集結
- 2024/8/7
- ボートレース記事
24場で唯一、SG・GⅠ・MB大賞など開催なし
担当場の芦屋ボートで行われる今年度唯一のビッグレースG1「読売新聞社杯 全日本王座決定戦 開設72周年記念」は、入海馨の優勝で幕を閉じた。
今年の周年はSGともそう変わらないような超豪華メンバーが集結した。これは単独でG1を開催できたことが大きい。現在、ボートレースは最高グレードのSGが8開催、スピードクイーンメモリアルが新設されたプレミアムG1が6開催、レディースオールスターと全国ボートレース甲子園にモーターボート大賞5回を含めたG2が7開催(G2レディースチャレンジカップはチャレンジカップと同開催)、そしてイースタンヤングとウエスタンヤングのG3の2開催が大きな柱として行われている。それに各レース場の周年記念が加わって、大まかな枠組みが完成する。
前述の23開催が24場に振り分けられるわけだが、1場はなにもないことになる。今年度は芦屋がこれに該当した。ビッグレースが行われないということは、売り上げ低下に直結する。それを補う意味も含め、そのレース場は周年記念の開催時期を選べるそうだ。ほとんどの周年記念が何かしらのビッグレースと重なる日程になる中で、芦屋の72周年が単独で開催できたのはこれが理由だった。
だからこそ、関係者の今節にかける意気込みはすごかった。売上目標は75億円だったが、5日目終了時点で73億円近くの売り上げがあり、最終日の4Rで目標をクリア。早々にあとはウィニングランという状況になり、最終的に89億円を売り上げた。ボートレースは選手はもちろん、多くの関係者の力で成り立っていることを改めて実感している。 (井上 泰宏)
(2024/8/7紙面掲載)