【ボートレース】運と速さで勝利を掴むのは誰? からつLOVEトリオが3Daysを徹底分析/高木記者×なべちゃん×牧原真由 特別対談 唐津で秋の祭典10月12~14日開催

ボートレースからつ ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント/2024年10月12-14日

 「ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント」が12日から3日間にわたりボートレースからつで開催される。枠番抽選など運の要素が大きなレース。今や秋の祭典と定着したボートファン注目の超短期決戦を前に、ボートからつを担当するスポーツ報知の高木記者と、ボートレースからつの直前予想「ズバッと!!なべチャンネル」でおなじみの渡辺裕介氏、同番組のMC牧原真由さんがシリーズの行方を占う座談会を行った。

渡辺裕介高木記者牧原真由
推しメンに推しエンジン。熱を帯びた議論を展開した3人

枠番は抽選で決まるハラハラドキドキのトーナメント方式

 ―ボートレースでは最短の3日間決戦。勝ち上がりはトーナメント方式

 高木「初日に5Rから12Rでトーナメントを行い、各レースの3着以内の24人が2日目のセミファイナルに進出。4着以下の24人は復活戦に回る。2日目のセミファイナルで1着の4人、2着のうちトーナメントでの得点率1位の1人(5号艇)、復活戦で1着のうちトーナメントでの得点率1位の1人(6号艇)を加えた6人が最終日のファイナルに駒を進めるシステム」

 なべちゃん「2024年後期級別順位で組まれた、各トーナメントの抽選からハラハラ、ドキドキ。セミファイナル1着の4人で行う最後のあみだくじマシーンは、これまた目が離せない。誰が強運を発揮するか」

 牧原「トーナメントで4着から6着になった時点で非常に厳しい戦いになりますし、逆に全部1号艇の選手が出てくる可能性もありますね」

 高木「選考順位1位の茅原悠紀選手が、いきなり6号艇になる可能性あり。峰竜太選手もしかり。実力通りに勝ち進めるとは限らない。そこが面白いところでもある」

峰竜太
峰が地元水面でファンに感謝の走りを見せる

SG級から女子、若手まで魅力的な48人参加

 ―メンバーを見渡しての感想は

 牧原「とても一般戦とは思えない48人がそろいました」

 なべちゃん「人気、実力、特徴ある選手。女子に勢いある若手と、いろいろな面から楽しめる」

 高木「松井繁選手は津72周年を優勝したばかり。王者参戦でメンバーが引き締まった」

松井繁
津周年を制した王者・松井も参戦する

地元水面でめっぽう強い上野真之介 丸野一樹や池田浩二も好相性

 なべちゃん「上野真之介選手です。地元では何割増しかの強さを発揮で、昨年12月から今年2月にかけて唐津3連覇。とにかく地元では無類の強さで外からでも狙えるのは魅力」

 牧原「私は丸野一樹選手。唐津はGⅠ(66周年)に一般戦も優勝歴があります。最近の唐津特別戦での優出はありませんが相性はいいと思います。PGⅠのBBCトーナメント(2021年鳴門)を勝っていますし短期決戦にも強そう」

 高木「唐津と言えば池田浩二選手でしょう。GⅠは67周年、SGはグランドチャンピオン(2022年)を制覇。コースを問わない走りで本当に頼りになる」

上野真之介
なべイチオシの上野。地元水面で無類の強さを誇る
丸野一樹
牧原はBBCT優勝歴のある丸野に熱視線
池田浩二
唐津でSGやGⅠを制している池田

最若手の常住蓮は今年地元で初優勝含むV2

 ―他で注目選手は

 なべちゃん「穴っぽいというか萩原秀人選手。まくり差しとか本当に鋭いし、唐津は完全優勝をしている。息子(丈太朗・134期)さんがデビューして、昨年は1回、今年は3回優勝している。刺激にもなっている」

 牧原「地元の常住蓮選手も注目の一人。最若手ですけど、最近メキメキ頭角を現してきている。今年は地元で初優勝(3月)して2回目(8月)は王道V。落ち着いて走るイメージがあります。このメンバーを相手に、いいところまで行ってくれないかと思っています」

 高木「白井英治選手が存在感を示さないか。グランプリを勝った実力者が、今年は9月中旬時点で一般戦の優勝1回はさみしい。手が付けられないほど強い姿を見たい」

常住蓮
今年3月に地元水面で初優勝を飾った常住
萩原秀人
唐津で完全優勝の実績がある萩原
白井英治
勢いに乗ると手が付けられない強さの白井

伸び型仕様が楽しみな桑原悠と高田ひかる

 なべちゃん「舟足に特徴を出す選手は楽しみで、桑原悠選手はGⅠ九州地区選手権を連覇(2020年)した地が唐津ですが、あの時も調整がはまっていたと思います。伸びを付けた時のまくりという面では魅力。女子の高田ひかる選手は3カドまくりを決めて唐津で優勝歴(2021年)あり。8月の平和島優勝は3コースのスローでしたが、思い切りがいいレースは魅力。ファン感謝の大会なので、伸びを付けてアピールして欲しい」

桑原悠
伸びを付けた時のまくりが魅力の桑原
高田ひかる
唐津では3カドまくりで優勝したことがある高田

女子実力者の平高奈菜らも参戦

 牧原「女子の浜田亜理沙選手(※欠場)は昨年の多摩川PGⅠクイーンズクライマックスの覇者。唐津は2節連続優出中。今年はSGにデビューして乗りに乗っていると思います。スピードがあり、華もある平高奈菜選手とともに応援しています」

平高奈菜
スピードターンが魅力の平高

唐津の追い風も乗りこなす上平真二

 なべちゃん「穴になるかどうか分かりませんが、上平真二選手は侮れない。池田選手がさばいたグランドチャンピオンの優勝戦は上平選手が1周2マークを先マイ。エンジンもすごい出方をしていた。唐津に来たら常に成績がいい。追い風もしっかり乗りこなす」

上平真二
22年グラチャンでは強力パワーに仕上げた上平

やっぱり峰竜太 地元でベスト6は最低ノルマ

 ―地元大エースの峰竜太は

 なべちゃん「言わずとして大注目。お盆特選を優勝。水上での優勝インタービューは大盛り上がりでした。ファン注目の大会でVなら、なおさら表彰式は盛り上がることでしょう」

 高木「峰選手が外から勝ち上がっていく姿を見てみたい気持ちもある。本人は大変でしょうが(笑)」

 牧原「地元なので、ファンのためにもベスト6には残ってもらいたい」

唐津12号機
初下ろしから2節連続優勝した12号機

初下ろしから5節目 エース機候補は12号機

 ―エンジンは使用5節目。新しくて機力相場は流動的ですが注目は

 なべちゃん「初下ろしから出畑孝典選手―深川真二選手が連続Vした12号機はエース機候補ですが、3節目の水原慎選手が初戦で転覆。目立つ動きが見られなかったのは気がかり」

51号機や66、20号機もパワフル

 高木「検定タイムがナンバーワンの51号機は行き足を中心にパワフル。増田進選手と山谷央選手が伸びていた66号機もパンチ力を感じる」

 なべちゃん「20号機も良さそう。元プロ野球選手の野田昇吾選手は唐津初参戦でしたが、回り足の良さを駆使して初のイン逃げを決めるなど4度舟券に絡みました。初下ろし節で山下和彦選手が優出、乗り継いだ高橋勲選手も噴いていた19号機は実戦向き」

 牧原「54号機は中辻崇人選手(優出3着)が伸びを中心に強烈に出ていました。中辻選手だからこそかもしれませんが、『ここまでバランスが良くて全部いいのは最近ない』のコメントが出ていました」

 高木「中堅上位は十分の41号機と42号機は連番で覚えておきたい」

 なべ「1節目で金子拓矢選手が優出した47号機は鈴木裕隆選手もレース足に手応えありでした。グリップ面も良さそう。結構差はありそうですね」

ボートボート
3日間の激闘に注目だ

なべチャンネルは豪華ゲスト迎えて配信

 ―最後に一言

 なべちゃん「なべチャンネルに3日間、高尾晶子さん(12日)、永島知洋さん(13、14日)、福留光帆さん(14日)の、豪華ゲストをお迎えします。元AKB48の福留さんは最終日に永島さんとトークショーもされます。すごく人気がある方なので、盛り上がること間違いなし。緊張するし、注目度は高いと思いますが、ビシバシ舟券を的中できるように頑張ります」

 牧原「大会期間中はイベントが盛りだくさん。初日の12日は九州花火大会(雨天の場合13日)が行われます。場所はボートレース場付近で、場内駐車場には露店の出店もあります。昼はボートレース、夜は花火。一日中ボートレースからつで楽しめますよ。ぜひ本場に来てください」

 高木「マグロ解体ショーにお笑いステージもある。水上の白熱バトルに多彩なイベント。まさしくファン感謝の3日間。スポーツ報知の紙面もボリュームアップして舟券戦術に役立つ情報をお届けします。みんなで大会を盛り上げましょう」


【プロフィル】

渡辺裕介 身長およそ190㌢の大男。幼い頃からボートレースに慣れ親しむ。2016年10月からボートレースからつの直前予想「ズバッと!!なべチャンネル」で解説を担当。

牧原真由 2017年8月に若松でJLCリポーターデビュー。2020年4月からボートレースからつの直前予想「ズバッと!!なべチャンネル」のMCを務める。ボートレーサーに憧れボートレーサー養成所の試験を受けた経験あり。

高木拓也 ボートレーサーに憧れ72期選手養成員として山梨県の本栖研修所に入所。選手の道は絶たれたが、ボートレースの知識が生かせるスポーツ紙記者の道へ。記者暦は28年で、からつ担当は計20年。

(web限定、2024/10/1公開、10/7一部編集)

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