【ボートレース】倍率約20倍の狭き門 137期生49人がボートレーサー養成所入所
- 2024/10/23
- ボートレース記事
林風音訓練生「ボートレーサーになるんだと気持ち高まる」
4日に「第137期選手養成訓練入所式」の取材に行ってきました。入所式や修了式は、何度行っても夢を追って努力を積み重ねる訓練生のキラキラした表情を見て初心に返ることができます。より有意義な情報を読者の皆さんに届けられるように、取材に取り組む準備や姿勢から気合を入れ直して頑張ります!
137期生は986人の応募があり、最終的に49人(男子35人、女子14人)が入所しました。競争倍率約20倍の狭き門を突破した面々ですが、デビューできるのはここから約半数。来年11月のデビューを目指して、もう競争は始まっています。入所式では全員に取材をする時間はなく、数人をピックアップして行います。印象的だったのは「緊張しましたが、より一層ボートレーサーになるんだと気持ちが高まりました」と、立派に新入生代表として誓いの言葉を述べた林風音(はやし・かざね)訓練生。中学卒業とともに136期を受験し不合格。2度目の受験で合格しています。進学した高校もすでに中退。最終学歴中卒で飛び込んできたあたりからも意志の強さを感じさせる137期最年少の訓練生です。
「剣道をしていて、父から『勝負の世界に向いている』と言われたことがきっかけでボートレーサーを目指しました。合格できたのは日々のトレーニングや食事面でサポートしてくれた家族のおかげです」。ボートレーサーに年齢は関係ないですが、16歳とは思えない殊勝なコメントに驚かされました。デビューして実力も付けば「多くのファンに応援してもらえるような選手になりたい」という目標を達成することは難しくないでしょう。林訓練生だけでなく、137期のみなさんに現場で会える日を楽しみにしています。(井上 泰宏)
(2024/10/23紙面掲載)