【ボートレース】135期新人・出穂和鼓 現役最年少16歳女子レーサーが11月13日に徳山でデビュー
- 2024/10/30
- ボートレース記事
“One time life” 小学時代にペアボート乗艇きっかけに選手目指す
ボートレース山口支部135期の新人・出穂和鼓(いずほ・わこ)(16)が11月13日、ボートレース徳山で現役最年少レーサーとしてデビューする。目標とする選手はボート界のトップレーサー峰竜太。ウィンドサーフィンで全国大会に出場したこともある10代の少女を紹介する。
2007年12月29日、生まれ。同県光市で生まれ育った。小学生の時に水泳、サッカーをたしなみ、中学生の時はウィンドサーフィンで全国大会に出場。出穂によると小学4年か5年の時、ボートレース徳山でペアボートに乗り「スピードなどすべてにおいて魅力に感じた」という。この時「選手になる」と決めた。ウィンドサーフィンにいそしんだのも体感を鍛えたり、水上でのバランス感覚を養うためだ。
峰は学生時代ヨット部に所属して活躍。女子のトップレーサー守屋美穂は選手になるため高校時代、重量挙げをして体を鍛えた。出穂もそれと同じようなことをした。
好きな言葉は「0ne time life」(人生一度きり)。両親からは「人生一度きりだから楽しんだもん勝ち」ということを学んだ。
海野康志郎も中学を卒業してすぐ選手になった。海野の父は当時国立大の大学教授だったが、選手になることに反対せず「自分がやりたいことをしろ」と応援してくれたそうだ。出穂の両親もおそらくそういう考えだったのだろう。
出穂は人生をかけて打ち込めるものを見つけ、中学生の時からその道に進むための努力をした。
夢と希望に満ちあふれる16歳。努力すればどんな夢でも実現できる可能性がある年齢だ。将来は峰や守屋のようにボート界を代表する選手になるかも。そんな気がしてならない。 (尾本 恭健)
(2024/10/30紙面掲載)