【ボートレース】ダイヤの原石探しはボートレース記者の楽しみの一つ…からつで好レース見せた森陽多や西岡顕心に期待

森陽多の写真
サイドの掛け方にセンスを感じる森

西岡顕心グングン成長 来年1月からA1へ

 将来性豊かなダイヤの原石を探すのは、ボートレース記者の楽しみの一つ。最近では129期の西岡顕心(香川支部)に好センスを感じた。担当のからつには、2年前のルーキーシリーズ(10月)、一般戦(11月)と間を置かずに参戦。当時は外から差すばかりで、展開が向いても3着がやっと。ただ、ターン自体は質の高さを感じられた。そこで「思い切って全速でまくり差し気味に行ってみては」と話してみた。すると、さっそく実行。からつでは勝てなかったが、12月にびわこ一般戦で初勝利を挙げると、その後は2期連続で勝率を5点に乗せ、前期は地元丸亀で初優勝するなど活躍。来年1月からはA1に初昇格する。まだまだ発展途上中で、今後の努力次第では、特別戦を勝つのではと期待している。

森陽多はSG覇者・守田俊介に道中競り勝つ

 先月末のからつ一般戦を走った133期の森陽多(長崎支部)にも将来性を感じる。昨年11月デビューで3期目を迎えている。初勝利は地元大村(9月)で飾り、現在は2勝目を目指して奮闘中。現状は大きな着が目立つものの、全速でハンドルを切った時に、舟をばたつかせることなく初動でしっかりサイドが掛かり、なおかつスピードをもったまま狭い半径で旋回ができている。からつは最終日に守田俊介と激しい3着競りを展開。果敢に握って回り、最後はSGチャンプに先着する好レースを展開した。

 当面の目標は「4から6コースで予選を突破することです」。現在はG3丸亀オールレディースに出走中。レースの組み立てを覚え、スローの走りも手の内に入れれば、A級は最低限。レディースチャンピオンなど大舞台出場も夢ではない。それほど可能性を感じる。 (高木 拓也)

(2024/12/4紙面掲載)

関連記事

過去記事(月別)

ページ上部へ戻る