【ボートレース】昨年10月に初優勝達成の井本昌也 機力引き出しS力上げて勝率アップへ/記者が選んだ2025イチ推し選手(九州・山口)

井本昌也
昨年10月の芦屋で初優勝の井本。今年はさらなる活躍に期待だ

通算19回目での悲願達成

 2017年5月にデビューし、通算7期目の21年前期には早くも勝率5点台を記録。22年後期には5・83の勝率で初のA級昇格を決め、6年目となった23年後期には勝率6・19をマークしA1級昇格と順調に実力を付けてきた。だが、初優勝まではあと一歩のところで手が届いていなかった。

 初めての優出は2020年10月の浜名湖。それ以降、成長とともにコンスタントに優出は果たすものの、悔しい惜敗が続いた。そんな中、昨年10月に芦屋で4コースからまくりを決めて初優勝。「すごくうれしかったですね。これが優勝なのか…。って感じでした。今まで以上にもっと優勝したいという思いが出てきました」と通算19回目での悲願達成に、喜びもひとしおだった。

 そんな井本に今年の目標を聞いてみると、「前年より勝率を上げることです。今まで以上にエンジンを出せるようにならないといけないし、Sの質も上げていかないといけません。力が付いてくれば、優勝も増えてくると思いますし、グレードレースでも結果が残せるように頑張ります」。

 今年はさっそく、下関での年またぎシリーズで優出と、好スタートを切った。2月にはG1「中国地区選手権」にも登場予定。更なる成長と、トップクラス相手のレースでの活躍にも期待したい。 (山本 卓矢)

 ◆井本 昌也(いもと・まさや)1997年3月28日生まれ。27歳。山口県出身。山口支部。120期生として17年5月徳山でデビュー。同期には馬野耀、佐々木完太、前田篤哉、石原翼、宗行治哉らがいる。17年8月の大村で初勝利を飾り、20年10月に浜名湖で初優出。生涯獲得賞金は約1億4300万円。167センチ、51キロ。血液型O型。おひつじ座。

(2025/1/10紙面掲載)

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