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【ボートレース】A級初昇格の山口真喜子 地元の先輩が「久しぶりに現れた期待の星」と認める豪快ターンで初V、そして大村クイクラ出場へ/記者が選んだ2025イチ推し選手(九州・山口)
- 2025/1/11
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ターンのキレ、スピードは女子レーサーの中でも上位
成長を続ける若手レーサーを近くで見ていると、本当にうれしくなる。今年1月から初めてA2級に昇格。「気持ち的にそこまで変化はありませんが、もっと上を目指して大きな舞台で活躍したい」と目を輝かせた。今月27日から地元大村で開催される誕生祭では、男女の強豪レーサーに混じってG2初出場。2月にはスピードクイーンメモリアル(浜名湖)でG1デビューを控えている。
大村の正月レースでは優出こそ逃したものの、豪快なターンを随所に見せた。「久しぶりに現れた期待の星って感じ」と、ある先輩レーサーはうれしそうに話してくれた。大村で接することの多い担当記者としても『ターンのキレやスピードは、200人近くいる女子レーサーの中でも上位に入る』と確信している。将来が楽しみな長崎支部のスピードクイーンだ。
「好きなコースは思い切って握れる3・5コース。嫌いなのは1コース。スタートに苦手意識があり、1マークも焦ってしまう」と苦笑い。今から2年前、22年の12月には立て続けにFを3本切って地獄を見た。スタートには、まだ後遺症が残っている。そこは自分で克服するしかない。「冷静さが足りないので、なるべく平常心でレースに臨むようにしています」
12月には大村で賞金女王を決める『クイーンズクライマックス(クイクラ)』が開催される。「今年の目標は、準優や優勝戦にたくさん乗って優勝したい。せっかく地元でクイクラもあるので出場したい」。優出は5回あるが、まだ優勝はない。2025年は初優勝&クイクラ出場へ。夢は無限大に広がる。 (長谷 昭範)
◆山口真喜子(やまぐち・まきこ) 1997年3月20日生まれ。27歳。長崎県大村市出身、長崎支部。20年5月、126期として大村でデビュー。20年12月31日に大村で初1着。22年11月には大村で初優出。同期には浜野斗馬、大沢風葵、常住蓮らがいる。今年1月からは初のA2級に。生涯獲得賞金は約5400万円。161センチ、46キロ。血液型A。魚座。
(2025/1/11紙面掲載)