【ボートレース】徳山のモンスター40号機に注目 1月優勝の鈴木勝博「オーナーペラ制でこんなに出ているのは記憶にない」

徳山ボート40号機
強烈なパワーを誇る40号機

残り4節で使い納め

 徳山の現行エンジンは3月末の一般戦が使い納め。今節のルーキーシリーズを含めると残り4節の使用となる。そんな残り少ない中でG2モーターボート大賞と注目の集まるグレードレースが控えている。その中心となるのはエース40号機だろう。

 初使用、そして2回目の使用が新人選手だったため大きい着が並んだ。3回目の荻野裕介がピストン2、リング4、シリケースのいわゆるセット交換を行い上昇。その次の松井賢治がキャブレターとキャリアボデーを交換しここから気配が更に上昇。昨年9月の周年で大峯豊のペラ調整がマッチし、以降は井上未都、中亮太と節一パワーが続いた。今年1月には鈴木勝博が10戦9勝のピンラッシュで40号機初の優勝をマーク。その鈴木からは「持ちペラ制からオーナーペラ制に変わってこんなに出ているのは記憶にない」と驚きの声が聞かれた。直近では前節に新人の小林礼央が大外からまくり差しでデビュー初勝利をマーク。節間でも5回の舟券絡みの大活躍だった。

 特徴はなんといっても強烈なパワー。スリット近辺、そしてバックの伸びの良さを話す選手が多い。優勝を飾った鈴木いわく、「回転が上がりにくい徳山では、信じられないくらい回転を止める形のペラ。でも、エンジンが力強くてしっかりと回っているからものすごい推進力が生まれている」というのがパワーの要因だ。

 昨年9月の周年の時点では2連対率29%だったが、現在は43%まで上昇。乗り手を問わずパワフルな動きを見せるエース40号機を最後まで見届けてもらいたい。 (山本卓矢)

 (2025/2/26紙面掲載)

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