【ボートレース】今村豊さん めっぽう強かったホーム徳山&下関/地元水面の思い出

 いつでもどこでも強かった今村豊さんだが、地元山口県に2場あるホームプール、ボートレース徳山と下関での成績はやはり群を抜いている。今村さんにそんな地元水面の思い出を語ってもらった。(聞き手・井上誠之)

現役時代、ペラ調整中の今村豊さん

地元意識はどちらも一緒

 自宅からは下関の方が近かったけど、地元意識はどちらも一緒でした。気持ちのどこかに「地元のファンが見てくれているから」というのはあったかもしれないけど、どこを走る時も一生懸命だったので、地元だから特に…ということはなかったですね。

 どちらの場も関係者の方々には本当によくしてもらいました。選手代表をすることが多く、他の選手からの要望を僕の顔を立てて聞いてくれたりとか。

 徳山、下関のどちらも全てが思い出です。2場ともよく稼がせてもらいましたし、同じくらい練習にも行きました。

 若い時はどちらかと言えば下関の方が得意だったかな。以前は下関がノーマルエンジン、徳山が減音エンジンで、僕はノーマルエンジンの方が調整が得意で、減音は苦手だったんですよ。

 終わってみれば徳山も下関も同じような成績を残していると思うけど、記念の優勝は下関の方が8回で徳山が4回。この差が出たのは下関が得意なノーマルエンジンだったからでしょうね。

(2021/3/26紙面掲載)

https://www.seibuhochi.com/boat/boatarticle/20210326.html
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