【ボートレース】田川大貴 ターンに自信 調整力を磨き飛躍の1年に/記者が選んだ2022イチ推し選手
- 2022/1/3
- ボートレース記事
記者が選んだ2022イチ推し選手①
21年優出4回 1走1走積み重ねて初V、A1昇格へ
磨けば輝くダイヤモンドの原石だ。16年11月大村でデビューし、6年目に突入した。昨年までの2年間は、大村のフレッシュルーキーに選ばれた。期待される逸材だ。まだ優勝はないものの、優出は7回。昨年は4回優出と勝負強さが出てきた。22年は「1走1走の積み重ねが大事。目標は掲げず、目の前のレースに集中します」と、さらなる飛躍を誓った。
通算9本のFは多い。今期も1走目に切ってしまった。ところが、落ち込むどころか考え方を変えた。「全てをリセット。これまで早仕掛けのスタート(S)が多かったのを、ためてしっかり全速で行くようになりました。不思議なことにFを切ってからの方がSは行けるようになりました」。
私生活でも行動パターンが変わったという。「こまめに掃除をし始めると、細かいところまで気になるようになりました。ペラ調整もこれまでよりも、細かいところが気になるように(笑)」
昨年9月には同期で同支部の木場悠介が初優出初優勝を飾った。焦りはないのかと尋ねたら、「(木場の優勝は)本当にうれしかった。自分がまだ優出さえしていなければ焦っていたかも知れませんが、そういう気持ちはなかった。そろそろ優勝したいなあというくらい」。言わずもがな、自信があるからだ。
「ターンには自信があります。Sもちゃんと行けるようになった。課題は調整力ですね。ペラやエンジンの調整は、強い選手を見ているとすごいなあと思います」
1走1走の積み重ねた成果が、大きな目標の「優勝」や「A級レーサー」につながるはず。22年のイチ推し選手だ。(長谷 昭範)
(2022/1/3紙面掲載)
明けましておめでとうございます。今年もスポーツ報知をよろしくお願いします。新年恒例のレース担当記者が選んだ「2022年イチ推し選手」を紹介します。