【ボートレース】2022年は127期養成所チャンプ・清水愛海の飛躍に期待

昨年10月徳山で初勝利

 ボートレース山口支部の女子で今年飛躍が期待されるのが清水愛海(22)=写真=。ボートレーサー養成所のリーグ戦勝率は堂々の1位。127期の修了記念競走ではインから逃げて養成所チャンプとなった。同競走で女子が優勝したのは110期の喜多須杏奈以来6人目の快挙だった。

 2020年11月に徳山でデビュー。昨年10月徳山で初勝利を挙げた。期待の星は、ボートレース下関に出場中。新年を迎え思いを新たにしている。

事故なく思い切り

 「毎期毎期、事故点が多くて、思い切りレースができていません。プロの世界は厳しいと思っています」。Fを切ったり、選手責任の失格(転覆など)で事故点が付く。事故率が高くなるとさまざまなペナルティーも科される。出走回数が少ない新人は事故率に苦しむことが多い。

 新年の目標については「Fなどの事故をせずたくさん走りたい。経験を積みたい」と話す。新人はターンのコツなどをつかむと一気に伸びる。いいレースをして自信を付けることも大事だ。

浜田亜理沙が目標

 目標とする選手には、迷わず埼玉支部の浜田亜理沙を挙げた。「格好いいところですかね。優しいし、格好いいし、道中がうまい」というのがその理由。憧れの先輩のような走りができるよう、努力する。

 養成所時代は「女子でナンバーワンになる」としていたが、今は「そんなに大きな口はたたけない」とそれを封印。「地道に頑張ります」と、旋回技術などを磨いて少しずつ成長するつもりだ。

 新人離れした旋回をする能力は間違いなく高い。将来は山口支部を代表する選手になってもらいたい。(尾本 恭健)

(2022/1/5紙面掲載)

関連記事

関連記事

過去記事(月別)

ページ上部へ戻る