【ボートレース】浦野海 伸びしろ十分 124期初Vは俺だ!/2022イチ推し選手
- 2022/1/7
- ボートレース記事
記者が選んだ2022イチ推し選手⑤
17歳でデビュー 初優出で自信
15歳の若さでボートレーサー養成所に入所し、17歳でデビュー。ここまで緩やかではあるが、上昇カーブを描きながら勝率はアップしている。まだまだ粗削りな部分は多い。それでも、19歳という年齢を考えれば、伸びしろを感じさせる。
昨年は初めて優勝戦の舞台を経験した。「『自分でもできるんだ』とスイッチが入りましたね。舟足的には決していいわけではなかったけど、節間で3勝挙げられたし自信になった」と振り返る。しかし、物事はそう簡単には進まない。その後は予選敗退が続く日々。「初めてや走る機会の少ないレース場が多くてリズムをつかめなかった」。今は一走、一走経験値を積んでいる真っ最中だ。
9回目の挑戦でイン逃げ成功
前期からはスローのコースに入り始めた。昨年12月の福岡G3企業杯で、初めて「イン逃げ」に成功。自身9回目の挑戦だった。「最初はスタート(S)を行ってもダメで、だんだんSが行けずにまくられて…。最後はいいターンをしても差された。尾を引きましたね。でも、初めて逃げられて自信になった」と前を向いた。目標に掲げるA級昇格を実現させるためにも、ポイントを稼げる1号艇で確実に結果を残しておきたいところだ。
同期の活躍にも大いに刺激を受けている。124期の出世頭・末永和也はすでに5回の優出。他にも中島秀治、篠原晟弥らが立て続けにデビュー初優出を決めた。「同期でまだ優勝した選手はいないので、自分が最初に優勝したいですね」。芦屋のフレッシュルーキーに選ばれた。新たな経験を積み重ねて、22年は大きく羽ばたいてくれるはずだ。(福山 脩平)
◆浦野海(うらの・かい)2002年4月10日生まれ、19歳。福岡県出身。福岡支部。124期として19年5月芦屋でデビュー。同期には末永和也、前田翔、高憧四季らがいる。同年12月大村一般戦で初1着。21年8月鳴門一般戦で初優出。師匠は安東幸治。生涯獲得賞金は1840万7956円。169センチ、53キロ。血液型A。
(2022/1/6紙面掲載)