【ボートレース】西山貴浩 来たっ!! 俺の時代……!! 地元周年でファンに恩返しだ/若松G1全日本覇者決定戦 3/7-12
- 2022/2/22
- ボートレース記事
ボートレース若松G1「読売新聞社杯開設69周年記念・全日本覇者決定戦」 3月7~12日
ボートレース若松(北九州市)のG1「読売新聞社杯開設69周年記念・全日本覇者決定戦」が3月7日に開幕する。昨年はグランプリを制覇し、MVPなど3冠に輝いた地元エースの瓜生正義を筆頭に白井英治、辻栄蔵、新田雄史ら昨年のグランプリ戦士が6人参戦。松井繁、井口佳典、田村隆信らSG覇者も20人参戦という豪華メンバーが集結。迎え撃つ地元福岡勢はベストメンバーの14人。そんな地元勢の中でも2年連続でグランプリに出場、オールスターの中間発表ではファン投票1位の西山貴浩と、グランプリ覇者として地元に帰ってくる瓜生正義に意気込みを聞いた。(井上誠之)
GP2ndスタート目標「まずは今大会に全てかける」
―2年連続でG1優勝とグランプリ出場。昨年を振り返って。
「どうにか18位にはいましたが、セカンドには行けなかったので、今年は何としてもベスト6で出たい。まずは今大会に全てをかけます」
―若松開催のオールスターではファン投票2位なんてことも。
「オールスターは本当に疲れましたよ。集中しましたから。ボロエンジンを引いたけど、直してよくやったと思う」
悔しい若松正月戦「インで負けたら眠れない」
―今年のテーマは?
「本当は若松のインで負けない…だったのに、いきなり正月の優勝戦で負けましたからねえ(涙)。今年のテーマはなくなりましたね。まあ、どこを走ってもインで負けないことかな。インで負けたら夜が眠れないので」
―近況の抽選運、エンジン出しは?
「エンジン抽選は僕の永遠のテーマですよ。引いた自分が悪いんですもん。験担ぎもしません。今は験を担ぐより、いいエンジンを引いた時のための準備に専念してます」
―ファンの前での開会式やイベントはまだまだですが…。
「死んでしまいますよ。商売あがったりよねー。ファンの前でしゃべりたいし触れ合いたい。そしてまた、開会式でバカしたいっす」
瓜生は「先生」も、ギャグのセンスは「全くない」
―ところで西山選手にとって瓜生正義という存在は?
「ボートの先生です。一緒の時は色々教わってます。岡本先生(昭和時代の福岡のエース・岡本義則)みたいな存在。ただ、ギャグのセンスは全くないので、そこは僕が教えてますけどね」
―目の前でグランプリを優勝しました。
「事故がなくてもまくってましたからね。やっぱりすごい。感動しましたよ」
―予選中には瓜生選手にペラのアドバイスを送ったとか?
「ペラは瓜生さんに教えてもらっているんでラインはほぼ一緒。情報を共有した方が正解が出るのは早いし、あの時は乗りづらいと言っていたのでアドバイスしたんですよ。そしたら正解が出て乗りやすくなって優勝ですよ。1億円の半分はもらってもいいと思いますが、まだ振り込まれてないですねえ」
オールスターファン投票中間1位に感謝「死ぬ気で走る」
―2月に発表された今年のオールスターの中間発表ではついに1位!
「やっと峰竜太の時代が終わりましたね(爆笑)中間発表とはいえ本当にうれしいですよ。ファンのみなさまには感謝しかない。もう、死ぬ気で走るしかないです」
―最後に今大会にかける意気込みを。
「一番お世話になった若松のトップ・公営競技局長の上野孝司さんが最後(3月で退任予定)なんですよ。優勝したい、いや、優勝します!」
GP覇者・瓜生が見た西山
めちゃくちゃ頭使ってる でももっと結果を
元々センスがあるし、それに根が真面目。練習なんかにも熱心に来てましたからね。レース前もずっと、そのレースをどう戦うかを考えているんですよ。めちゃくちゃ頭を使ってますね。
グランプリの時は確かにアドバイスをもらました。似たようなペラを使ってますしね。言われた通りにやったら乗りやすくなったんですよ。でも、僕は色んな人から話を聞きますから。西山だけじゃないんです(笑い)
オールスターの中間発表で西山が1位? お客さんは見る目がないなあ(爆笑)。いや、西山のようなエンターテイナーが喜ばれるんでしょうし、西山にとっても業界にとってもいいことだと思います。でも、それなら西山はもっと結果を出さなきゃダメでしょうね。若松周年は西山と一緒に盛り上げていきます。
>瓜生正義 GP覇者が久々の“地元凱旋” 後輩にいい雰囲気見せる
(号外PR版紙面、2022/2/22Web公開)