【ボートレース】長野壮志郎 九州チャンプとして臨む大村クラシック16日開幕

G1初制覇で13年ぶりSG出場

 いよいよ今月16日から2022年最初のSG・クラシックがボートレース大村で幕を開ける。出場資格は前回優勝者、グランプリ優出者、前年1月1日~12月31日のSG・G1・G2優勝者、G3以下の優勝回数上位者。それに、各地で直前に開催された地区選手権優勝者がこれに加わる。

 注目は今年の九州チャンプに輝いた長野壮志郎=写真=だ。今期は3期ぶりにA1に復帰。しかし、思うように調子が上がらず、地区選参戦時の勝率は5・38と低迷。「正直、(地区選に)出場できるとすら思わなかった」というのが本音だった。そんな中で始まったシリーズは、初戦を2コースまくりで快勝。「質のいいスタート(コンマ04)を行けた。あれでやれると思った」と勢いに乗った。終わってみれば、予選トップ通過からの王道V。主役の峰竜太や原田幸哉、篠崎仁志らSGウィナーを抑えて、初のG1タイトルを手にした。

 地区選以降、目に見えて調子は上向いている。直近3節は8・21の勝率を残し、今期勝率も6・12まで急上昇。いい流れでSGを迎える。「周りはまさか僕が行くなんて思ってなかったでしょうね。エンジンが出せれば僕でもG1が勝てることが分かったし、出場するからには頑張りますよ」。09年のオールスター以来、13年ぶりの大舞台。長野らしい強気な攻めで、思う存分暴れ回って欲しい。(福山 脩平)

(2022/3/9紙面掲載)

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