【ボートレース】高岡竜也 師匠・森野正弘の前で初優勝達成! A級でも奮起期待

3度目の正直 

 デビュー5年6か月目で初優勝――。高岡竜也(28歳・山口支部)=写真=が、9日に行われたボートレース住之江「第56回なにわ賞」の優勝戦に4号艇で登場。進入で6号艇の前づけがあり5コースとなったが、1周バック4番手から、2M小回りで逆転。通算3回目の優出で大きな仕事を成し遂げた。 

 「自分が優勝できるなんて本当にうれしいです。偶然にも師匠(森野正弘)と同じ開催だったので、師匠の前でいい結果を残せて最高です」 

 過去2回の優出は、昨年6月の徳山が準優勝、同12月の常滑では落水と、悔しい結果に終わっていただけに喜びもひとしお。「2回とも優勝のチャンスがあったので、今回は焦らずに、反省点をしっかり生かせました」と振り返った。今期勝率は5・68で初のA級入りも確実。「次の目標? やはりA1級に上がりたいですね」と更なるステップアップも視野に入れている。
 

森野も奮闘中

 現在ボートレース徳山で期末A1級の勝負駆けに奮闘中の師匠・森野は「高岡の頑張っている姿を見てきているから、そろそろ優勝しそうな感じはしていた。いい刺激をもらったので自分も頑張りたい」と話す。 

 今村豊さんの引退後、SG戦線では白井英治と寺田祥が山口支部を引っ張る存在だ。この両者に続けと柳生泰二が3節連続Vを決め、竹田辰也が4月に2度の優勝。さらに120期の佐々木完太も浜名湖で初優勝を飾った。支部全体が盛り上がっている山口勢の今後が楽しみだ。(田原 年生)

(2022/4/27紙面掲載)

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