【ボートレース】モーニングレース充実でより買いやすく 早起きは何文かの得!?
- 2022/6/22
- ボートレース記事
1R締め切り8時34分の開催も
ボートレースでは今月からモーニングレースの開始時間が早まった。1Rの締め切り時間を13分繰り上げ、早朝レースの充実を図る。
開催するのは唐津、芦屋、徳山、鳴門、三国の5場。いつでも2場あるいは3場で行われ、1R締め切りは一番早い場で8時34分、遅い場で同46分になる。またレース間隔も短縮されることで5Rは従来より20分以上も早まり、10時30分以前に締め切りを迎える。10時以降に始まるデイレースとの差別化を進め、売り上げアップを狙っている。
開催の競合状況や出場選手によって売り上げは変わるため、単純比較は難しい。総合的な評価をするのは時期尚早だ。それでもデイレースとの境界だった5Rを見てみると、売り上げ上昇もみられている。
一方、買う側にとっての一番の違いは1Rの出走時間。5月まで8時47分から同59分だった1Rの締め切りが10分以上早まった。出勤前に最低2レース、しっかり楽しむこともできそうだ。
モーニング1R1号艇の1着率83%
そんな朝イチレースは各場とも1号艇のA級選手とB級選手5人が対戦するシード番組を用意。分かりやすく、買いやすいレースを目指している。
取材をしていて選手が必ずと言っていいほど渋い顔をするのがこの1R1号艇。当日にならないとコンディションも分からず、調整時間が短いため、致命的にもなりかねないからだ。そのため大波乱というシーンも見てきたが、今月の戦績をみるとA級選手の対応力の高さが見て取れる。6月のモーニングレース5場の1R1号艇は、54戦45勝で1着率83%。信頼できる、買いやすいレースとなっている。さらに詳しく見ると、鳴門では10戦6勝(F返還も1件)とやや苦戦が目に付く一方、芦屋、唐津、徳山は1着率が90%を上回る。ピットで見る選手の反応とは裏腹にデータ上は安心して買えるレース。早起きは何文かの得になりそうだ。(中村 雅俊)
(2022/6/22紙面掲載)