【ボートレース】村上遼 長崎支部の次世代エースへ もっと強くなれ!
- 2022/8/3
- ボートレース記事
長谷記者 10年前に「強くなる」予言!?
ボートレース担当として、特定の選手を応援するのはどうかと思ったりはするが、デビュー当時から気になっていた選手がいる。それが長崎支部の村上遼(30)だ。
まだ記者が福岡担当だった2012年7月、彼の初1着を目の前で見た。6コースまくり。デビューして3節目のことだった。その時にコラム『困った時の長谷頼み』で「断言しておこう。村上遼は強くなる」と調子に乗って偉そうに書いた(まだ若かったんだな)。その後、15年の最優秀新人のタイトルを獲得。しかし、順風満帆とは行かず、A1に昇級しても事故が多くてB2級になったこともあった。
大村G2とG1で優出2着
だが、昨年5月に大村のG2誕生祭で特別戦初優出を果たすと、今年1月の大村周年ではG1初優出。どちらも2着だった。その結果、7月の尼崎オーシャンカップではSGデビューを果たした。予選突破とはならなかったが、2日目には逃げてSG初勝利を飾った。
「緊張はなかったつもりですが、1着を取ってホッとしたってことは肩に力が入っていたんだと思います。SGの雰囲気を実際に感じて、また走りたいなと思いました。ただ、エンジン出しに課題があるなとも痛感しました。悪くないって聞いていたエンジンですが、回った後が弱かったですから」と振り返る。
メモリアルに大村推薦で出場
チャンスはすぐにやってくる。原田幸哉とともに、ボートレース大村の推薦でボートレースメモリアル(浜名湖で23日に開幕)に出場する。
「選ばれたのはびっくりしました。他にも出られる選手がいるのに、自分を選んでもらったことに感謝しています。もちろん、強い気持ちで挑みたいと思います」
「グランプリ行きたい」
今年12月には大村でSG最高峰のグランプリが開催される。出場するには賞金を上積みしなければならない。となれば、なおさら賞金の高いSGで活躍しておきたい。
「もちろん大村のグランプリは行きたいです。もっと強くなるためにも、その場の雰囲気を体験したいって思います」
頑張れ、村上遼! もっと強くなって、発祥地を盛り上げてください。君は長崎支部次世代のエースだ。大村担当記者からのエールよ届け。(長谷 昭範)
(2022/8/3紙面掲載)