第１回ナガセケンコー旗争奪大分大会（2022年9月10、11、17日・花林かいぞくスタジアムほか）

　九州各地から中学生の部２２チームが出場。決勝は大分明野ボーイズ（大分）が宮崎県南ボーイズ（宮崎）に２－１と競り勝ち、初代王者に輝いた。

▼中学生の部決勝
大分明野（大分）０１０　１００　０＝２
宮崎県南（宮崎）１００　０００　０＝１

林田－宮本好投

　大分明野が投手陣の好投で、宮崎県南との接戦を制し頂点に立った。先発の林田は４回１失点、２番手の宮本は３回無失点と、いずれも走者を出しながらも要所をきっちり締めた。吉川監督は「ミスがたくさん出ても冷静な投球でゲームを作れた」と両投手をたたえた。

三重野 ファーストストライク積極打ち

　打者では８番・三重野の積極性が光った。３回の左前安打に続き、４回には決勝点となる中越え適時二塁打を放った。「追い込まれる前に勝負するように」と言う指揮官の指示を守り、どちらもファーストストライクを仕留めた。

　今大会は５試合全て逆転勝ち。正捕手の堀がけがで離脱するなど戦力は万全でなかったものの、先行されてもしぶとく食い下がった。

　吉川監督は「『泥臭く』が新チームのテーマだった。最後まで粘り強く戦えたことは収穫。エラーと走塁ミスのオンパレードだったけど、課題も明確になった」と振り返った。優勝という結果以上に得るものが多い大会となった。

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石川 準決勝で３安打３打点

　大分明野の石川は準決勝の宇佐戦で３安打３打点と活躍した。「３回戦は打ちたいという気持ちが強すぎて守備にも影響が出た。西山コーチに声をかけてもらい、準決勝では打撃も守備も集中できた。４回の決勝打は流す意識で逆方向に運べた」と喜んだ。

（2022/9/23紙面掲載）

※新聞紙面（9/23）では選手名フルネ－ム表記、別カット写真および全試合バッテリ－＆長打の選手名入りの記録、その他チ－ムの記事を掲載　＜バックナンバ－お買い求め方法＞