【ボーイズリーグ】黄城 7得点コールド圧倒で初制覇/九州大会(小学生の部)

第38回九州大会<小学生の部>(2022年10月15、16日、長崎・諫早第一野球場ほか)

 秋の小学生九州チャンピオンをかけた「第38回九州大会」小学生の部が行われ、西九州支部同士の対戦となった決勝で黄城ボーイズが諫早ボーイズを7―0の4回コールドで破り初優勝を飾った。グッドマナー賞は薩摩南洲ボーイズ(鹿児島)が受賞した。大会には九州各地から6チーム(棄権含む)が参加した。

九州大会初制覇を飾り喜ぶ黄城ナイン

▼小学生の部決勝
諫 早(西九州)000 0=0
黄 城(西九州)302 2X=7
(4回コールド)

北島、福地将、蒲原 上位打線しっかり

 黄城は決勝で北島、福地将、蒲原の上位打線が機能し、7得点で諫早を圧倒した。

 初回は1番・北島が内野安打で切り込み、二盗した後、福地将の適時打で生還。3番・蒲原が「外角をしっかり打てた」という右越え適時三塁打で続き、さらに岩永の二ゴロの間に1点を加えた。3回は福地将、蒲原の連打で好機を作り、溝口の2点適時打で加点。4回に北島と福地将の連続適時打で2点を加えてコールド勝ちした。

決勝で3安打した黄城・福地将

西村-蒲原 ともに2回0封

 守っては西村と蒲原がそれぞれ2イニングをゼロに抑えた。5年生の蒲原は打っても2安打を記録。「打撃の調子は悪かったけど打てて良かった。投球はコースに投げられた」と投打の活躍を振り返った。

 全3試合で計7安打の福地将は「体が開いていたので内側に力を入れて打つ練習をしてきた。その成果が出た」と笑顔。北島も3試合で計6得点と1番の役割を果たした。

投打に活躍した黄城・蒲原

夏休みの猛練習で打力上昇

 チームは5月のゼット旗福岡大会で準優勝した後、選手権大会予選を兼ねた6月の九州選抜大会予選リーグで薩摩南洲に完敗し、7月の北九州大会も初戦で敗れた。

 しかし夏休み中の猛練習でナインは心身ともにレベルアップ。特に打力が伸び、9月のふくやカップで優勝を飾った。轟木監督は主力の6年生について「上級生としての自覚が出てきた。力がついた」と、成長に目を細めた。

 ナインは来年2月頃に開かれる春季全国大会予選に向けて再び練習に励む。指揮官は「楽しく成長させていきたい」と話し、福地将主将は「挑戦者の気持ちで頑張っていきたい」と意気込みを語った。(弓削 大輔)

(2022/10/28紙面掲載)

※新聞紙面(10/28)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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