【ボーイズリーグ】大分明野 女子左腕・庄ら躍動し現チーム2度目V/長崎傅記念大会

第10回長崎傅記念大会(2022年11月19、20日、福岡・福工大城東高野球場ほか)

 九州各地から中学生の部16チームが参加して行われ、決勝は大分明野ボーイズ(大分)が筑後ボーイズ(福岡南)を6―3で破り優勝した。大会には主催した九州古賀ボーイズはA、B組とも初戦で敗れた。

決勝で2回無失点の庄(右)と3回1/3を自責0の小林

▼中学生の部決勝
筑 後(福岡南)200 010 0=3
大分明野(大分)501 000 X=6

庄2戦計7回1失点 2回戦は女子バッテリー組む

 大分明野は9月のナガセケンコー旗大分大会に続き、現チームで2度目の優勝を飾った。投手陣が好調で、全4試合で計6失点。決勝では3投手が継投し、九州大会準優勝だった筑後打線を3失点に抑えた。

 3番手の女子左腕・庄は打たせて取る投球に徹して6、7回を無安打無失点に抑え、「真っすぐがコントロール良く決まった」と振り返った。日野との「女子バッテリー」で臨んだ福岡西南との2回戦でも、5回1失点と好投。2試合合わせて7回1失点の活躍に「自信になる」と笑った。

 吉川監督は「次は全国につながる大会で抑えてほしい」と左腕の成長に期待した。決勝の2番手で3回1/3を1失点(自責0)の右腕・小林についても「緩いボールでうまく抑えてくれた」とたたえた。

決勝の1回、逆転打を放ち、自身も生還した大分明野・三浦(右)

三浦ら打線も援護 春季予選に弾み

 決勝では打線もしっかり援護した。2点を先行された直後の1回裏に堀の適時打などで追いつき、なお2死二、三塁から三浦が右前に逆転の適時打を放ち、「みんながつないでくれたチャンスを無駄にしないよう、逆方向を意識して打てた」と喜んだ。この後、敵失もあり、走者2人と自身も生還して試合の主導権を握った。

 準決勝と決勝が行われた20日は、修学旅行と重なった選手5人が出場できなかった。ベストメンバーがそろわない試合を勝ち上がった価値ある優勝で、12月に行われる春季全国大会大分県支部予選にも弾みがついた。 (弓削 大輔)

(2022/11/26紙面掲載)

※新聞紙面(11/26)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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