【ボーイズリーグ】熊本光の森 創部3年目初全国決めた!/春季全国大会熊本予選(中学生の部)
- 2022/12/13
- ボーイズリーグ記事
第53回春季全国大会【中学生の部】熊本県支部予選(2022年11月26、27日・本田技研硬式野球場ほか)
「第53回春季全国大会」中学生の部の予選が各支部で始まった。熊本県支部予選決勝は熊本光の森ボーイズが13-3の5回コールドで熊本西部ボーイズを破り、初出場を決めた。本戦は来年3月26~31日に東京などで開かれ、全国から中学43チームが出場する。
▼決勝
熊本光の森126 04=13
熊本西部 020 10=3
(5回コールド)
キャプテン激走で流れ呼んだ
熊本光の森は決勝で熊本西部を13―3の5回コールドで破り、春夏通じて初の全国大会出場を決めた。
1点差に迫られた直後の3回、ビッグイニングを作った。先頭・中村公主将は打球が外野手のグラブをかすめて右中間に落ちると、50メートル6秒4の俊足を飛ばして三塁へ。さらに続く吉武の二ゴロで本塁に突進。捕手のタッチをヘッドスライディングでかわして生還した。
「自分のプレーで流れを作り、投手を楽にしたかった。持ち味を出せた」と、ガッツあふれる走塁で打線に勢いをつけた。
岩木、中村奏連打 一挙6得点
その後1点を加え、なお1死満塁から代打・岩木と、中村奏の連続適時打で3点を追加。さらに2巡目の中村公が適時二塁打を放つなど、打者11人の攻撃で計6点を入れた。
9番の中村奏は5回にランニング本塁打を放つなど3安打3打点の活躍を見せ、「変化球に対し、ためをつくって打つ練習をしたのが良かった。自信になる」と話した。
三池、中村公、上甲 投手陣好投
大会を通してエース左腕の三池のほか、中村公、上甲の投手陣も光った。1回戦は熊本宇城を完封、準決勝では優勝候補の熊本中央を1失点に抑え、熊見監督を「2番手以降の投手が育った。コーチ陣のお陰」と喜ばせた。
投手陣は9月に冬場並みの走り込みをして下半身を鍛えた。その効果が表れ、中村公は「自信がつき、投げるのが楽しくなった」と胸を張った。上甲は決勝で2回途中からの3回1/3を1失点に抑え、「走り込みは本当にきつかったけど、勝てると楽しい」と笑った。
「冬の練習でまだまだ鍛えていきたい」と熊見監督。創部3年目で臨む全国の大舞台に向け、選手強化に意欲を見せている。(弓削 大輔)
(2022/12/2紙面掲載)
※新聞紙面(12/2)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>