【ボーイズリーグ】西松 チームプレーでつかんだ2年連続春切符/春季全国大会西九州予選(中学生の部)

第53回春季全国大会【中学生の部】西九州支部予選(2022年11月23、26、27日、12月3日、長崎・佐世保野球場ほか)

 来年3月26~31日に東京などで開かれる「第53回春季全国大会」中学生の部の予選が各支部で行われ、出場チームが次々に決まっている。西九州支部予選は決勝で西松ボーイズが佐賀東松ボーイズを5-0と完封して2年連続6度目の春切符をつかんだ。

▼決勝
佐賀東松000 000 0=0
西 松 103 100 X=5

全3戦計25得点無失点

 西松は圧倒的な強さで連覇を果たした。全3試合のうち2試合はコールド勝ちで、大会を通して無失点だった。

 決勝では佐賀東松を5―0で下した。先発左腕の川久保結が6回を散発3安打に抑え、右腕の浦川が7回を締めた。

 打線も活発だった。1回裏に細かくつないで先制。3回に中村の適時打などで3点、4回にはだめ押しの1点を加えた。5点のうち3点は1番の山口がホームを踏んだ。

 佐藤監督は「川久保結は直球に力があった。山口はこの大会で打率5割くらい打ってくれた」と投打のヒーローをたたえた。

新チーム始動後は低空飛行もまとまり出た

 チームは今年3月の春季全国大会で4強入り。秋からの新チームには川久保結ら主力が4人残り、常勝が予想されたが、11月までは一度も決勝に勝ち上がれなかった。

 この状況について、指揮官は「チームリーダーがおらず、まとまりがなかった。打席では『打ちたい』という気持ちが強く出て、凡打の山を築いていた」と分析する。

 そこで取り組んだのがチームプレーを意識した練習。主将の山口や捕手の張本を中心にまとまり、打撃ではバントなどで次の打者に回すことの大切さを再認識した。

 今大会では2番の新宮らが確実に塁を進め、好機を広げる攻め方でを徹底。全3試合で計25得点を挙げる攻撃力も見せつけた。再び挑む春の東京決戦では、チームプレーで上位進出を目指す。

(2022/12/9紙面掲載)

※新聞紙面(12/9)では選手名フルネ-ム表記、全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

関連記事

関連記事

過去記事(月別)

ページ上部へ戻る