【ボーイズリーグ】宮崎1点差ゲーム制して3連覇達成/春季全国大会宮崎県支部予選(中学生の部)
- 2023/1/21
- ボーイズリーグ記事
第53回春季全国大会【中学生の部】宮崎県支部予選(2022年12月11、18、25日・錦原野球場ほか)
3月26~31日に東京などで開かれる「第53回春季全国大会」中学生の部、宮崎県支部予選は10チームが参加して行われた。決勝で宮崎ボーイズが宮崎県南ボーイズに3-2と競り勝ち、3年連続3度目の本戦出場を決めた。
▼決勝
宮崎県南000 101 0=2
宮 崎 001 200 X=3
成松決勝打&守備で貢献
3連覇を果たして歓喜を輪をつくる宮崎ナインの中で、8番・成松の笑顔がはじけた。
1―1の4回、2死三塁の好機で打席が回った。狙い澄ました一打は左越え二塁打となり、三走が生還。これが決勝点となり、「カウントが追い込まれてしまったけど、粘れた」と納得の表情を見せた。
成松は二塁の守備でもチームに貢献した。21個のアウトのうち、3回と7回の併殺も含めて7個のアウトに絡み、「持ち味を出せた」と喜んだ。
昨夏の選手権大会ではベンチに入れず、全国の舞台に立てなかった悔しさをばねに練習に励んだ。その成果が問われた決勝では「打って、守って、目立とうと思った」と闘志を燃やして臨み、大会の最優秀選手賞に選ばれた。
日高-新田 継投決まった
接戦となったこの試合は日高と新田の継投が見事にはまった。先発右腕の日高は3回2/3を1失点に抑え、「真っすぐとスライダーが良く、自分らしい投球ができた」と振り返った。2番手の新田は4回2死満塁で登板してピンチを切り抜け、7回までの3回1/3を1失点と好投した。
チームは夏の選手権大会から3季連続となる全国切符をつかんだ。昨年春・夏の全国大会でレギュラーだった2年生が数人おり、昨秋からの新チームも実力上位とみられていた。しかし、2大会でわずか1勝しかできず、酒井監督は「チーム内で選手の実力差が大きい」と語っていた。
そこから地道な練習を続け、チームのレベルアップに成功した。底上げに貢献した代表格が成松や、決勝4回の追加点に絡んだ松村であり、指揮官は「彼らが成長している」と目を細めた。(弓削 大輔)
(2023/1/7紙面掲載)
※新聞紙面(1/7)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および準決勝~決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(1、2回戦の記録は12/23に掲載) <バックナンバ-お買い求め方法>