【ボーイズリーグ】諫早ボーイズ 8点差大逆転で優勝 沖縄切符つかんだ/九州選抜大会西九州支部予選(中学生の部)

第19回九州選抜大会【中学生の部】西九州支部予選(2023年2月18、19、23、25日・SHOWAハンバーガースタジアム唐津ほか)

 「第19回九州選抜大会」(中学生の部)の支部予選が始まった。出場2枠の西九州支部は、決勝で諫早ボーイズが佐賀東松ボーイズに11-10(6回時間切れ)と競り勝ち、6年ぶり3度目の出場権を獲得。準優勝の佐賀東松は2年ぶり9度目。本戦は7月に沖縄で行われ、九州ブロック全9支部の代表16チームが出場する。

決勝の6回、勝ち越しのホームを踏み喜ぶ諫早の中村主将

▼決勝
諫 早 000 443=11
佐賀東松251 020=10
(6回時間切れ)

中村「ヒーローになる」勝利呼び込む初球打ち

 諫早は決勝で8点差を逆転して優勝。喜ぶナインの中でひときわ笑顔が輝いたのは、4回と6回に勝利を呼び込む一打を放った中村主将だ。

 3回を終えて0―8。コールド負けも考えられる展開だったが、中村が「雰囲気は良かった。焦りはなかった」と話すように、ナインは諦めていなかった。

決勝の5回、適時二塁打を放つ諫早・大塩

4回、5回に各4点で同点に

 4回無死一塁の場面。「ここが勝負どころだと思った」と言う小溝監督は、エンドランを仕掛けた。中村が初球打ちで中越え三塁打を放ち1点を返すと、打線に火がついた。森聖の適時二塁打などでこの回さらに3点を加えて4―8。続く5回には大塩の適時二塁打などで4点を入れ、同点に追いついた。

 その裏に2点を返されて8―10となったが、直後の6回表。1死から陣ノ内、浜崎の連打で好機を作り、中村が「自分がヒーローになりたかった」と4回に続いて初球打ち。右中間を破る同点の2点二塁打となった。その後、敵失で勝ち越し。6回時間切れの11―10で決着がついた。

決勝の臨む諫早ナイン

2回戦は森聖好投で西松撃破

 チームは全4試合で計37得点。今冬にバットを振り込んだ成果を発揮した。2回戦では春季全国大会に出場する西松に完封勝利。5回を2安打無失点と好投した森聖は「ゴロに打ち取る投球ができた」と話した。

 小溝監督は「よく打ってくれた」と打線をたたえる一方、「投手は四球が多かった。制球は反省材料」と課題を挙げた。 (弓削 大輔)

(2023/3/3紙面掲載)

※新聞紙面(3/3)では選手名フルネ-ム表記、全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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