【ボーイズリーグ】別府ボーイズ 攻撃的打順当たった!16年ぶりV/九州さわやか大会

第20回九州さわやか大会/中学生の部(2023年3月4、5、11日、大分・別府市民球場ほか)

 「第20回九州さわやか大会」(中学)は九州各地や広島、愛媛から中学生の部32チームが参加して開かれた。大分県支部同士の対戦となった決勝は別府ボーイズが大分明野ボーイズを6―2で破り、16年ぶり2度目の優勝を飾った。

優勝を決めて喜ぶ別府ナイン

▼中学生の部決勝
大分明野(大分)020 000 0=2
別 府(大分) 001 050 X=6

5回猛攻5得点 同支部ライバル破る

 別府は決勝の5回に猛攻をみせて逆転し、ライバルの大分明野を退けた。裏田監督が組んだ「攻撃的な打順」が機能し、第4回大会以来の優勝を引き寄せた。

 1―2で迎えた5回。1死一、三塁で、3番の小山田が放った打球は中堅手のグラブをかすめて右中間へ。走者2人が生還する逆転打となり、小山田は「絶対に返そうと思った。抜けてくれてよかった」と喜んだ。

決勝の5回、逆転打を放つ別府・小山田

帆崎の左翼起用ピタリ

 さらに首藤のスクイズで1点を追加。その後、2死二、三塁と好機を広げた場面で帆崎が左中間に2点二塁打を放ち、一気に突き放した。

 チームは2021年4月の九州選抜大会予選の決勝で大分明野に勝ったが、その後は負け続けていた。同じ支部のライバルを倒すため、2番の飯田を1番に、3番の右田を2番に変更し、投手で先発することが多い帆崎を7番・左翼で起用。この攻撃的な打順が当たり、5回の猛攻を呼んだ。

 帆崎は「7番・左翼のスタメンで使ってもらい、その期待に応えられてよかった」と笑顔だった。

決勝の5回、2点二塁打を放つ別府・帆崎

左腕・飯田 6回途中2安打2失点

 一方、先発左腕の飯田は6回途中まで被安打2本の2失点に抑え、「自分の力を出し切った。スライダーが良かった」と振り返った。マウンドを引き継いだ新2年生の片倉は、走者を出しながらも粘って0点で切り抜けた。

 裏田監督は「飯田は1番・投手で負担がかかる中、よく頑張ってくれた。このチームに必要だった積極性も出ていた。2年近く勝てなかった相手に勝てたのは大きい」と満足げに話した。 (弓削 大輔)

(2023/4/1紙面掲載)

※新聞紙面(4/1)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(3回戦以前の記録は3/11掲載) <バックナンバ-お買い求め方法

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