【ボーイズリーグ】大分明野ボーイズ 全国4強の快進撃 2戦連続完封&逆転勝ち/春季全国大会(中学生の部)

スターゼンカップ第53回春季全国大会(2023年3月27~31日、東京・大田スタジアムほか)

 「第53回春季全国大会」が東京・大田スタジアムなどで開かれ、各地区の予選を勝ち抜いた中学43チーム、小学16チームが春の日本一をかけて激戦を繰り広げた。九州ブロックからは中学9、小学1の計10チームが出場。中学で大分明野ボーイズ(大分)が4強、飯塚ボーイズ(福岡北)が8強入りするなど健闘した。

3回戦を勝利して笑顔の大分明野ナイン

▼中学生の部2回戦
旭川大雪(北海道)000 000 0=0
大分明野(大分) 003 102 X=6

▼中学生の部3回戦
大分明野(大分)001 200 2=5
広島北(広島) 000 000 0=0

林田、宮本、小林ら好投

 大分明野は3勝を挙げて4強入り。昨年の16強、2016年の8強を上回る快進撃で、吉川監督は「『昨年の成績を超えられるように』と言ってきた。ベスト4は上出来です」と満足げだった。

 チームは初戦(2回戦)から2試合続けて完封勝ちした。旭川大雪との初戦は宮本と小林、女子左腕・庄の3投手による継投で6―0と快勝。広島北との3回戦はエースの林田が4回まで投げ、5、6回は小林が抑えた。最終の7回は三塁の守備についていた林田が再びマウンドに立ち、三者凡退で締めた。

大会を通して好投した大分明野・林田

▼中学生の部準々決勝
大分明野(大分)210 042 0=9
松戸中央(千葉)400 001 0=5

準々決勝逆転勝ち 連打で得点

 準々決勝は松戸中央に逆転勝ち。3―4の5回に1番宮本、2番岡部の連打などで2死満塁の好機をつくり、6番金子が逆転2点二塁打を放った。さらに7番の柴田も2点適時打で続いた。「コツコツつないでチャンスを生かす野球ができた」と指揮官が話したように、大会を通して上位も下位も連打で得点につなげた。

庄&日野 女子コンビも躍動

 2人の女子選手も存在感を示した。庄は準決勝でも、優勝した東海中央を相手に2番手で登板して2イニングを2失点と好投し、「全国で2試合を投げられて楽しかった」と笑顔。準決勝の6回に代打で登場して四球を選んだ日野は「ベスト4まで進めてすごく良かった。(打席では)心臓がバクバクだった」と話した。

 準決勝は東海中央に0―8の6回コールドで敗退。吉川監督は「打力を向上させたい」と、夏の選手権大会を見据えていた。

(2023/4/8紙面掲載)

※新聞紙面(4/8)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および九州ブロック関係全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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