【ボーイズリーグ】大分明野ボーイズ 「つなぐ野球」で2連覇達成 現チームで6回目の優勝/熊本大会
- 2023/5/29
- ボーイズリーグ記事
第23回熊本大会(2023年5月3-5日、熊本・山鹿市民球場ほか)
熊本県など九州各地の5支部から中学生の部24チームが出場して熱戦を繰り広げた。決勝で大分明野ボーイズ(大分)が熊本中央ボーイズ(熊本)を4―3で破り、2年連続3度目の優勝を飾った。
▼中学生の部決勝
大分明野(大分)201 010 0=4
熊本中央(熊本)002 010 0=3
昨年9月以降リーグ公式戦35勝3敗
大分明野は決勝で熊本中央に1点差で競り勝った。初回に林田の適時三塁打などで2点を先制し、3回に1点を加えた。5回には金子、岡部の連打などで好機をつくり、内野ゴロの間に1点を追加した。投手陣は林田と宮本の継投で3点に抑えた。
新チームになった昨年9月以降で6回目の優勝。この9か月間で、リーグ公式戦は35勝3敗と圧倒的な戦績を残している。
2番・岡部 14打席で12度出塁
試合では、選手全員がつなぐ意識を持ち、得点を重ねる攻撃が徹底されている。「つなぐ野球」では2番打者が特に重要な役割を担うが、今春からその打順を岡部が任されている。
岡部は昨年11月までは控えだったが、地道な努力でスタメンを勝ち取った。粘り強さが持ち味で、今大会は全4試合で計14打席のうち、出塁できなかったのは2打席だけ。6安打のほか、四死球と敵失で計12回出塁した。
底上げ図り控え選手も積極起用
大会を通して1番の金子と中軸を結ぶ役割を果たし、「2ストライクになったら逆方向を意識して粘ることを心掛けている。自分の仕事ができた」と胸を張った。吉川監督は「自信を持ってやっている」と成長を感じていた。
今大会は、普段は出場機会の少ない選手も起用しながら勝ち上がった。「選手権大会予選に向けてチームの底上げが必要だった」と指揮官。岡部のように頭角を現してくる選手が出てくれば、チームはもっと強くなる。
(弓削 大輔)
(2023/5/20紙面掲載)
※新聞紙面(5/20)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>