【ボーイズリーグ】熊本中央ボーイズ 5試合で長打14本&足も使って準優勝/熊本大会
- 2023/5/29
- ボーイズリーグ記事
第23回熊本大会(2023年5月3-5日、熊本・山鹿市民球場ほか)
熊本県など九州各地の5支部から中学生の部24チームが出場して熱戦を繰り広げた。決勝で大分明野ボーイズ(大分)が熊本中央ボーイズ(熊本)を4―3で破り、2年連続3度目の優勝を飾った。
▼中学生の部決勝
大分明野(大分)201 010 0=4
熊本中央(熊本)002 010 0=3
池田聖 野球と陸上の二刀流
熊本中央は決勝で大分明野に惜敗し、6年ぶりの優勝はならなかったが、決勝を含む全5試合で計32得点、長打14本と攻撃力を見せつけた。特に池田聖と吉田の俊足コンビが躍動した。
3番の池田聖は決勝までの全5試合で計9安打を放ち、うち7本が長打だった。走力を武器に、単打のような打球でも二塁まで走って長打にしていた。
山鹿中では陸上部に所属し、野球と陸上の二足のわらじを履いている。昨年7月の陸上の県大会では三段跳で優勝した。どちらの競技でも結果を残す万能ぶりで、「両方しているのは自分のためになる」と話した。
両打ち1番・吉田 7安打&7盗塁
左右両打ちの1番・吉田は、全5試合で7安打を放つ活躍だった。短距離走は池田聖よりも速く、「50メートル走の自己記録は6秒0」。今大会でも計7盗塁を決めてチャンスを広げた。
1~3月はけがで試合から遠ざかっていたが、4月に復帰。試合では俊足を生かし、セーフティーバントなど小技も使ってチャンスを作っている。「休んでいたので不安はあったけど、持ち味を出せた」と笑った。
チームは4月以降のリーグ公式戦3大会で、優勝2回、準優勝1回と勢いに乗っている。大津監督は「考える野球ができるようになり、状態は上向いている」と分析していた。 (弓削 大輔)
(2023/5/20紙面掲載)
※新聞紙面(5/20)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>