【ボーイズリーグ】別府ボーイズV 好守でつかんだ3年ぶり夏切符/選手権大会大分県支部予選(中学生の部)
- 2023/6/30
- ボーイズリーグ記事
第54回選手権大会【中学生の部】大分県支部予選(2023年6月3、10、11日・挾間上原球場ほか)
夏のリーグ日本一を決める「第54回選手権大会」(8月2~7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の出場チームが次々に決まっている。中学生の部の大分県支部予選の決勝は、別府ボーイズが大分明野ボーイズを5―2で破り、3年ぶり5度目の本戦出場を決めた。
▼決勝
別 府 200 010 2=5
大分明野002 000 0=2
3回併殺で逆転のピンチ防ぐ
別府は決勝で大分明野を5―2で破り、3年ぶりの全国切符をつかんだ。昨秋以降に各地で優勝を重ねてきた両雄の対決は、勝負所での守りの集中力が明暗を分けた。
別府が挙げた5点のうち、5回の決勝点と7回に追加した2点中1点は敵失が絡んだもの。一方、自軍は無失策で、本塁でタッチアウトにしたプレーが三つあった。中でも裏田監督が「この試合のキーポイントとなるビッグプレーだった」と語ったのは3回の守備だ。
2点差を追いつかれ、なお1死三塁。このピンチで三遊間の抜けそうな打球を遊撃手の右田が好捕し、一塁へ送球してアウト。三塁走者は右田の送球後にホームを狙ったが、一塁から本塁への素早い送球でタッチアウトにして併殺を完成させた。指揮官は「同点で止められたのが良かった」と振り返った。
2チーム体制で経験積んだ成果出た
打者では先制の2点適時打を含めて3安打した稗田、投手では2番手で3回1/3を無失点だった飯田らが活躍。大会を通しては9番・二塁の安田らが勝利に貢献した。
別府は別府中央との2チーム体制で運営している。3年生は「弟」チームの別府中央の1期生だったメンバー。彼らは1年時から別府中央で公式戦に出続け、2年秋に移籍する形で「兄」の別府に合流した。裏田監督が「3年間かけて経験を積んできたのが大きい」と話すように、培った経験が自信となり、試合の行方を左右する場面での集中力にもつながっていた。
(2023/6/23紙面掲載)
※新聞紙面(6/23)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および2回戦~決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(1回戦の記録は6/10掲載) <バックナンバ-お買い求め方法>