【ボーイズリーグ】熊本中央ボーイズ4年連続夏切符 ワンチャンスものにして1点差制す/選手権大会熊本県支部予選(中学生の部)

第54回選手権大会【中学生の部】熊本県支部予選(2023年6月11、17日・合志市総合運動公園野球場ほか)

 夏のリーグ日本一を決める「第54回選手権大会」(8月2~7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の出場チームが次々に決まっている。中学生の部の熊本県支部予選の決勝は、熊本中央ボーイズが熊本泗水ボーイズに2-1で競り勝ち、4年連続5度目の本戦出場を決めた。

▼決勝
熊本泗水100 000 0=1
熊本中央001 010 X=2

白河部 同点打&決勝打

 熊本中央は決勝で熊本泗水に1点差で競り勝ち、4年連続で夏の大阪決戦に名乗りを上げた。

 わずかなチャンスをものにした。決勝は2安打と打線が振るわなかったが、その2本がどちらも適時打になった。打ったのは2番の白河部。0―1の3回は2死二塁で「タイミングを崩されないように逆方向へ引きつけて打った」と右前に運んで同点とした。

 5回も同じく2死二塁の場面から右前に勝ち越しの一打を放った。「みんながつないでくれたチャンスを逃したくなかった。ファーストストライクから狙った」と喜んだ。

決勝の5回、勝ち越しの適時打を放つ熊本中央・白河部

池田聖7回途中まで1失点 2年生・中山守備光る

 先発右腕の池田聖は6回0/3を投げ、7安打を打たれながらも1失点と踏ん張った。「最初はフォームがうまくいかなかったけど、捕手のミットに向けて線を描くイメージで投げたら少しずつ良くなった」と振り返った。球数制限のため7回途中で交代し、代わった高野昭浩が走者を出しながらもゼロで抑えた。

 野手も堅守で支えて2回以降は無失策だった。特に7回途中まで遊撃を守った2年生の中山が軽快な動きを見せ、7個のアウトに絡んだ。

遊撃の守備で軽快な動きを見せた熊本中央・中山

下級生の声出し応援が力に

 コロナ禍で制限されていた声出し応援が解禁され、スタンドの保護者や下級生らの応援合戦も白熱した。主将の池田聖は「相手の応援もすごくて圧倒されそうになったけど、僕らも応援が力になった」と感謝した。

 全国大会は春夏合わせて8度目。これまでは通算1勝と全国の壁にはね返されてきたが上位を狙える力は十分にある。大津監督は「バントや走塁ミスもあったし、まだまだ練習で改善できる余地はある」。さらなるレベルアップを図り、決戦の地・大阪へ乗り込む。 (弓削 大輔)

(2023/6/23紙面掲載)

※新聞紙面(6/23)では選手名フルネ-ム表記、全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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