【ボーイズリーグ】熊本中央ボーイズ 投打で圧倒しボーイズ対決制す 6年ぶりG杯へ/ジャイアンツカップ中九州地区代表決定戦
- 2023/7/29
- ボーイズリーグ記事
ジャイアンツカップ中九州地区代表決定戦/九州B地区最終予選(2023年7月2、8日、大分・大野総合運動公園野球場ほか)
中学硬式野球クラブチームの日本一を決める「ジャイアンツカップ」の最終予選となる地区代表決定戦が九州各地で行われ、ボーイズ勢が次々と本戦の出場を決めた。代表2枠の福岡県(九州A)は八幡南ボーイズが初、福岡志免ボーイズが6年ぶり2度目の本戦となり、代表1枠の中九州地区(九州B)は熊本中央ボーイズが6年ぶり2度目。南九州地区(九州C)の出場枠は他リーグが手にしたものの、5月に沖縄県(九州D)代表をつかんだ浦添ボーイズも含め、九州エリアの全5枠のうち4チームをボーイズ勢が占めた。本戦は8月15~21日に東京ドームなどで開かれる。
▼決勝
大分明野ボーイズ000 0=0
熊本中央ボーイズ083 x=11
(4回コールド)
4回上村の安打から9連続長単打
熊本中央は、ボーイズ同士の対戦となった決勝で、大分明野を11―0(4回コールド)で圧倒した。攻守ともに隙のない試合運びで、大津監督は「今までは勝ってもミスが出ていたけど、(全国につながる)最後の試合でノーミスでやってくれた」と声を弾ませた。
つなぐ打撃を徹底してビッグイニングを作った。2回は先頭の4番・上村の中前打を手始めに、二つの犠打を挟んで9本の長単打を連ねた。白河部の2点三塁打、石原の2点二塁打などで8点を奪った。
起点となった上村はこのイニングだけで2安打。179センチ、80キロの長距離砲だが、決勝では後ろにつなぐ打撃に徹した。「いつもはタイミングが早くなり、引っかけることがあったけど、呼び込んで打つことができた」と振り返った。
コンパクトスイング徹底し好結果に
チームは決勝の対戦相手が決まった後、2日間の平日練習で相手投手の速球を意識して打撃練習に取り組んだという。指揮官は「上村や石原はずっと大振りしていたけど、練習でコンパクトに振ることを徹底した。2人とも結果を出してくれた」とたたえた。
2点三塁打を放った白河部は、2打点を挙げた選手権大会予選決勝に続いて勝負強い打撃で貢献した。「初球に変化球が来ると予想し、狙い撃ちした」と読みが当たり、満足そうだった。 (弓削 大輔)
(2023/7/14紙面掲載)
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