【ボーイズリーグ】佐賀東松ボーイズ 2戦連続サヨナラ勝ちで11年ぶり栄冠/西九州大会
- 2023/8/29
- ボーイズリーグ記事
第17回西九州大会(2023年7月29、30日、8月5日、長崎・諫早第一野球場ほか)
「第17回西九州大会」は、中学生の部に九州各地から24チーム、小学生の部に九州、広島から4チーム(うち1チーム棄権)が参加して開かれた。中学生の部の決勝は、西九州支部同士の対決となり、佐賀東松ボーイズが5―4で諫早ボーイズにサヨナラ勝ちし、11年ぶり2度目の優勝を飾った。小学生の部の決勝は、黄城ボーイズ(西九州支部)が広島廿日市ボーイズ(広島県支部)を13―0(4回コールド)で圧倒し、5年ぶり3度目の栄冠をつかんだ。
▼中学生の部
決勝 佐賀東松5-4諫早
湯藤三塁打で切り開き、志田原昊決めた
勝利を決める打球が相手中堅手の頭を越えると、佐賀東松ナインは一斉にベンチから飛び出した。三塁走者の湯藤は、右腕を上げながらサヨナラのホームイン。仲間たちは、湯藤や決勝打を放った主将の志田原昊のもとへ駆け寄り、大会制覇を喜び合った。
7回、無死三塁の場面で、志田原昊に回った。前の打席まで3安打と、この試合絶好調だった5番打者は「準決勝では打てずにチームに迷惑をかけた。チャンスで回ってきたので自分が返そうと思った」と、闘志を一段と燃やした。2ボール、0ストライクからの3球目。内角低めの球をすくい上げるように強振。中越えの一打で決着をつけた。
サヨナラ勝ちのお膳立てしたのは、先頭打者だった4番の湯藤だ。「絶対に出塁しようと、高めに浮いた変化球を狙った」と中越え三塁打を放ち、好機を演出。先発投手としても4回3安打無失点と好投し、「真っすぐがいつもより切れていて変化球も良かった」と笑顔で話した。
諫早にリベンジ成功
諫早とは、2月の九州選抜大会決勝以来の対戦だった。その試合では、3回までに8点をリードしながら逆転負けを喫した。3年生の卒部直前にリベンジを果たし、志田原昊は「やり返したかったので勝ててうれしい」と満足そうに語った。
チームは、準決勝でもサヨナラ勝ちを収めた。殊勲の一打を放った大山は「甘く来た真っすぐを強く振ることができた。前の打席まで3三振していたので取り返せて良かった」と笑みを浮かべた。 (弓削 大輔)
(2023/8/19紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>