第１回エスエスケイ杯争奪新人王決定福岡大会【初日】（2023年9月16日・田川市民球場ほか）

▼中学生の部
２回戦　西田川８－７福岡春日

白石 自身最長５イニングを力投

　西田川が新チーム初戦となった福岡春日との２回戦で、延長９回までもつれ込む激闘を制して初戦（２回戦）を突破した。

　金子監督が「投手陣がよく踏ん張ってくれた」と話すように、３人の投手が粘りを見せた。特に３回から登板した２番手右腕の白石が光った。

　白石は公式戦初登板ながら「マウンドに上がれて嬉しかったし、あまり緊張しなかった」と堂々とした投球を披露した。持ち味という制球力を武器に、６回までは無四球で１失点に抑えた。７回に２点を奪われたものの、練習試合で自身最長の３イニングを上回る５イニングを投げ、計３点に抑えた。指揮官は「ゲームをつくってくれた。制球がいいので安心して見ていられる。７回もよく同点でとどめてくれた」とたたえた。

チームワークが武器

　タイブレーク（１死満塁からスタート）の延長８回と９回は背番号１番をつける鈴見がマウンドへ。「緊張したけど、外角に直球がバシバシ決まった」と２イニングで４三振を奪い、各１点に抑えた。

　打線は０―２の２回に相手守備の乱れをついて４点を入れ逆転。３回に土井の適時二塁打で１点を加えた。７回に追いつかれたが、タイブレークの延長８回に藤本の犠飛で１点、同９回に杉山の適時打などで２点を入れた。

　ホークスカップ４強などの実績を残した３年生のような攻撃力はないものの、「チームワークが良く、守備でも自分の役割が分かっている」と金子監督。３回戦は同支部でジュニア大会覇者の飯塚と対戦する。粘り強い試合運びで、攻略の糸口をつかむ。

（web限定、2023/9/16公開）

※9月17日のスポーツ報知紙面では、別チームの記事を掲載します

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