第１回エスエスケイ杯争奪新人王決定福岡大会【２日目】（2023年9月18日・田川市民球場ほか）

　ボーイズリーグの「第１回エスエスケイ杯争奪新人王決定福岡大会」は１８日、田川市民球場などで３回戦と準々決勝が行われ、山口防府ボーイズ（北九州支部）と小倉ボーイズ（同）、宇部ボーイズ（同）、飯塚ボーイズ（福岡県北支部）が４強に名乗りを上げた。準決勝と決勝は２３日に飯塚市穂波野球場で行われる。

泉、藤井の二塁打で同点　古谷が決勝打

　山口防府は準々決勝で宗像に５―４と競り勝ち、準決勝に進出した。

　６回裏に逆転され、１点ビハインドで迎えた最終の７回。先頭の泉が二塁打で切り開き、代打の１年生・藤井の適時二塁打で追いついた。その後、１死一、三塁と好機を広げ、古谷が「絶対に後ろへつなごうと思った。追い込まれていたけど、来た球を思い切り振り芯で打てた」と中前に運んで再逆転した。

　決勝打を放った古谷は１番打者で、守備でも捕手と遊撃手を務め、攻守にわたり勝利に貢献した。

３回戦は濱武１安打完封

　３回戦の苅田戦では左腕の濱武が１安打に抑え、１―０で完封勝利を飾った。濱武は「直球が良かったので変化球を混ぜて打たせて取る投球ができた。守備にも助けられた」と振り返った。

　明るさが特徴のチームで、準々決勝の７回はベンチが大きな盛り上がりを見せていた。藤本監督は「（８月に卒部した）３年生が『勝ちたい』という気持ちを残してくれた。（周囲が）波に乗ると、調子を上げてくる選手が多い」という。飯塚と対戦する準決勝でも元気良く、大きな声でプレーして決勝進出を目指す。

（web限定、2023/9/18公開）

※9月19日のスポーツ報知紙面では、別チームの記事を掲載します。また9月23日の紙面で１回戦～準々決勝の全試合詳細結果を掲載予定です

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