【ボーイズリーグ】唐津ボーイズ 1点差制して7年ぶり予選制覇/九州大会西九州支部予選
- 2023/10/17
- ボーイズリーグ記事
第39回九州大会(中学)西九州支部予選(2023年9月18、23、24日、佐賀・国見台球場ほか)
秋の九州王者を決める「第39回九州大会」(中学生の部)の支部予選が各地で行われ、出場チームが決まっている。西九州支部は出場2枠で、唐津ボーイズと黄城ボーイズが出場権を獲得。決勝では唐津が5-4で黄城に競り勝った。本戦は11月3、4日に福岡県田川市民球場とその周辺で開かれる。
▼中学生の部
決勝 唐津5-4黄城
辻村4打点 6回には3点三塁打
唐津は決勝で黄城を5―4の1点差で破り、7年ぶりに九州大会予選で優勝を飾った。予選2位で出場権を獲得した第34回大会以来、本戦出場は5年ぶりとなる。
決勝では、主将の辻村が4打点の活躍を見せた。まずは初回に1死三塁から先制の犠飛。2―2に追いつかれた直後の6回には、1死満塁の好機で走者一掃の左越え三塁打を放ち、勝利を引き寄せた。
先発・古舘 要所締め4回0/3を1失点
先発右腕の古舘は、走者を出しながらも要所を締め、4回0/3を1失点。5回途中からは辻村が救援し、最終の7回は石原が2点を返されながらも踏ん張り、逃げ切った。
今大会は、全4戦で計6失点と投手陣が好投。特に辻村の投球が目を引き、1回戦の佐賀玄海戦では5イニングを打者15人で終えるパーフェクトの内容だった。鍛治監督は「100%の力で投げて球が浮くことがあったので、『7割の力で』と言ったら、切れのある球を投げられるようになった」と声を弾ませた。
1番起用・井上 7割4分の高打率
打者では辻村のほか、井上が光った。元々は4番を務めていたが、打順の組み替えで1番に起用され、決勝では3安打の固め打ち。大会を通して7割4分の打率をマークし、鍛冶監督は「先頭打者として長打をよく打った」とたたえた。
投打がかみ合って優勝したが、鍛治監督は、辻村と古舘以外の投手、樋口に次ぐ捕手の育成を課題に挙げる。西九州支部は強敵が多く、そうしたライバルの一つである黄城も、九州大会本戦に11年ぶりに出場する。唐津は、本戦と、11月下旬に予定されている春季全国大会予選に向けて、投打の底上げを図る。
(2023/10/6紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>