【ボーイズリーグ】飯塚ボーイズ サヨナラ勝ちで連覇達成/福岡県北支部秋季大会(九州大会予選)

第39回福岡県北支部秋季大会/九州大会予選・中学(2023年10月7、9日・飯塚市穂波野球場ほか)

 「第39回九州大会」(中学生の部)の出場チームが出そろった。出場2枠の福岡県北支部は、飯塚ボーイズと苅田ボーイズが代表に決定。決勝では飯塚が苅田にサヨナラ勝ちして優勝した。本戦は11月3、4日に福岡県田川市民球場とその周辺で開かれる。

優勝を果たし、そろってガッツポーズの飯塚ナイン

▼中学生の部
決勝 飯塚2-1苅田

「金太郎」パワー&勝負強さ発揮

 飯塚は、苅田との決勝で2―1のサヨナラ勝ちを収め、支部予選連覇を遂げた。

 力と勝負強さを兼ね備えた「金太郎」が、試合を決めた。1―1の7回、2死二塁でチーム一の強打者・松川金太郎に打席が回ってきた。「自分で決めてやろうと思った」。初球を強振すると、打球は右前へ。二塁走者の田中が生還し、決着がついた。

 個性豊かな名前は、母の桜さんが付けた。出生時の容姿が童話の金太郎のように思えたことから、「たくましく、力持ちになってほしい」との願いを込めた。その名の通り、パワーに満ちて、明るく、仲間たちから頼られる球児へと成長した。本人は「金太郎という名前に負けられない気持ちがある」と誇らしげに語る。

 春山監督は「金太郎は決勝のサヨナラ打だけでなく、準決勝でも初球打ちでヒットが出た。思い切りのいい打撃を買っている」と全幅の信頼を寄せる。

決勝の7回、サヨナラ打を放つ飯塚・松川

3投手継投で1失点

 決勝では、3人の継投で1失点と、投手陣も踏ん張った。先発の中村は2回まで無失点。3、4回は坂田が1失点でしのぎ、5回以降は森永が無安打無失点で締めた。

 勝てば九州大会出場が決まる準決勝では、宗像に6―1で快勝。スタメンで入った1年生4人が、チームの全10安打のうち、6安打と活躍した。松川ら2年生だけでなく、下級生にも強打者がおり、九州大会でも打力を発揮しそうだ。春山監督は「優勝を目指す」と力強く宣言した。

(2023/10/20紙面掲載)

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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