【ボーイズリーグ】黄城ボーイズ 3季連続の九州チャンピオンに/九州大会(小学生の部)

第39回九州大会<小学生の部>(2023年10月15、21日、佐賀・ムツゴロウ公園グラウンドほか)

 「第39回九州大会」小学生の部は九州各地から5チームが参加して開かれ、西九州支部同士の対戦となった決勝で黄城ボーイズが諫早ボーイズを8―2で破り、2年連続2度目の優勝を飾った。

秋の九州大会を連覇した黄城ナイン

▼小学生の部
決勝 黄城8-2諫早

新戦力・森 制球安定し5回途中2失点

 黄城は、決勝で投打ともに力を発揮し、8―2で諫早を破って優勝を遂げた。昨年秋の九州大会、今夏の九州選抜大会に続き、3季連続で九州チャンピオンとなった。

 決勝では先発右腕の森が4回2/3を2失点と、試合を作った。「ストライク先行で打ち取ることができ、三振も奪えた」と自ら振り返ったように、制球が安定し、与えた四球は2個。5回に2死から連打を浴びて1点差に迫られたところでマウンドを降りたが、救援の西村が後続を断ってリードを守った。

決勝で先発した黄城・森

 森は、8月の選手権大会後に加入した新戦力。今大会初戦の鹿児島出水・串木野合同戦で、公式戦に初めて登板したが、4回1安打無失点の好投でチームに流れを呼び込んだ。森は「緊張したけど、貢献できてうれしい」と胸を張った。轟木監督は「制球が良く、大崩れしないので計算できる投手」と評した。

西村4打点で援護

 決勝では、打順3番の西村が4打点の活躍を見せた。初回無死二、三塁で、「内角を狙っていたけど、外角気味の球をうまく運べた」と、中前へ先制の2点適時打。5回は再び無死二、三塁の好機で打席に入り、「外角を思い切り踏み込んでとらえることができた」と、右越えにだめ押しの2点二塁打を放った。

決勝の1回に先制の2点適時打を放つ黄城・西村

全国レベルのチームづくりへ 守備力強化図る

 チームは5月のゼット旗争奪福岡大会以降、九州内の公式戦で連勝を続ける。打順1番の蒲原を起点とした攻撃力が自慢で、森の加入で投手陣も厚みを増した。全国で勝ち上がっていくために、打力や投手力のさらなるレベルアップを目指す。

 轟木監督は「選手一人ひとりがもっと野球を理解して、プレーできるチームにしたい。守りが弱いので、取りこぼしがないようにしていきたい」。来春の全国大会本戦での上位進出を見据え、冬季練習では守備から鍛え直す。 (弓削 大輔)

(2023/10/28紙面掲載)

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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