第１４回九州ブロック１年生大会（2023年１１月１１、１２日、宮崎・小林市営球場ほか）

　「第１４回九州ブロック１年生大会」は、沖縄を除く８支部の代表１５チームに、九州各地の女子選手（１～３年生）で構成する「九州ガールズ」を加えた計１６チームが出場し、宮崎県の小林市営球場などで開かれた。試合は６イニング制で行われた。優勝は久留米東ボーイズ（福岡県南支部）で初。準優勝は日豊ボーイズで、グッドマナー賞にも選ばれた。　（弓削　大輔）

黒木、富田、松原ら快投

　地元・宮崎県支部代表の日豊は、決勝で惜しくも敗れたが、準優勝の健闘を見せた。

　１回戦～準決勝の３試合で計３失点と、投手陣が好調だった。チームに勢いをつけたのは、１回戦の直方戦で先発した黒木だ。カーブがストライクゾーンに決まり、「打たせて取ることを意識して球数を少なくできた」と、４回１／３を２安打無失点に封じた。以前は三塁手を中心に守り、マウンドに立ち始めたのは１０月からだが、大事な初戦で好投し、「投手としても自信がついた」と喜んだ。

　２回戦、準決勝で計６回１／３を投げて１失点と踏ん張った左腕・富田や、３試合で計５回を１失点に抑えた松原の投球も光った。

４番・井上 準決勝で３安打４打点

　打線では、４番の井上が目を引いた。大分明野との準決勝では、初回の先制２点適時打に始まり、３回にランニング２ラン、５回に二塁打と、３安打４打点を記録。「４番を任されて、本塁打も打つことができたので最高」と笑みを浮かべた。

　県外勢も参加する大会で、チームが決勝まで進んだのは、優勝した２０１４年の火の国大会以来、９年ぶり。中原監督は「投手陣が自信を持って投げていたので、選手たちはいい雰囲気の中でプレーできていた」とうなずいた。

（2023/11/18紙面掲載）