【ボーイズリーグ】飯塚ボーイズ 打線つながり公式戦19連勝 3年連続春決めた/春季全国大会福岡県北支部予選(中学生の部)

第54回春季全国大会【中学生の部】福岡県北支部予選(2024年2月3、10、11・飯塚市穂波野球場ほか)

 「第54回春季全国大会」中学生の部で九州ブロック最後の1枠が決まった。福岡県北支部予選の決勝は、飯塚ボーイズが西田川ボーイズを9-2(6回コールド)で破り、3年連続6度目の春切符をつかんだ。本戦は3月26~31日に東京・大田スタジアムなどで開催される。

優勝を決め、喜び合う飯塚ナイン

▼中学生の部
決勝 飯塚9-2西田川
(6回コールド)

松川バースデー打で決着

 ハッピーバースデー・トゥー・ユー♪ 応援席からのバースデーコールを背に受けて、飯塚の松川が打席に向かう。6回。6点差をつけて、なお無死一、三塁。「絶対に自分が決めようと思っていた」。コンパクトに振り抜くと、打球は三遊間を抜けた。これで7点差とし、コールド勝ちが決定。本塁付近に歓喜の輪が広がった。

 序盤は、リードを許す重苦しい展開。それでもベンチに焦りは全くなかった。1点を追う4回。2死から安打に四球を絡めて追いつくと、さらに二、三塁と好機を広げ、宮崎が勝ち越しの2点適時打。「ここで決めないと終わりくらいの気持ちで、自分を信じていった。最高です」と笑顔がはじけた。

決勝の6回、適時打を放つ飯塚・松川

3戦計31得点 すべてコールド勝ち

 こうなると、もう勢いは止まらない。続く5回には古賀のランニングホームランが飛び出すなど、自慢の打線が相手投手陣を次々と攻め立てた。投げては先発の加納が6回4安打2失点。3回以降は三塁を踏ませない安定した投球で、反撃を許さなかった。

 3試合で31得点。すべてコールド勝ちで、昨年9月以降の公式戦の連勝を19に伸ばした。圧倒的な攻撃力を見せつけた形だが、その特長は「つながり」にある。自分が決めるのではなく、仲間につなぐ。各自がその意識を持ち、球を見極めて四球を選ぶことで、大量点を生み出している。

全国3冠へ「力は十分ある」

 チームは過去、2017年夏の選手権大会と11年ジャイアンツカップを制しており、春の全国大会で優勝すれば、“3冠”達成となる。春山監督が「その力は十分にある」と自信をのぞかせれば、主将の中島も「日本一になります」と力強く言い切った。自慢の攻撃力を武器に、頂点だけを見据え、全国の舞台で暴れ回るつもりだ。

※新聞紙面(2/17)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および準決勝~決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(1回戦の記録は2/10に掲載) <バックナンバ-お買い求め方法

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